ショックふたつと、驚きひとつ。

 きのう、急激に体調が悪くなったため、昨晩から今日の夕方までほぼずーっと安静にしておりました。お陰で作業どころか映画感想、更には言及しておきたかったネタまで触れずじまい。

 既に上のツイッターログに残っているので、こっちは触れる必要はない、と思いつつも改めて言及しておくと、とにかくフィリップ・シーモア・ホフマンの急逝はショックでした。

 もともと俳優として評価は高い人だったようですが、『カポーティ』でオスカーを獲得して出演する作品の幅も拡がり、まだまだ活躍する気配があっただけに、非常に惜しい。こういう仕事を長年していればこそ、薬物濫用の影響は理解していたと思うのですが……それでもどうにもならないあたりに、アメリカのショービジネスの苦しみがあるのやも。

 こっちはツイッターでも触れてませんでしたが、もうひとつのショック、というのは私の身の回りでの出来事です。

 うちには近所の野良猫のなかに何匹か、よく顔を出すのがいるのですが、そのうち1匹がしばらく顔を見ない、と思っていたところ、死んでしまったらしい。我が家の近所に、野良猫に餌をやったり、必要に応じて去勢手術をしたり、と面倒を見ている方がいて、問題の猫もそこで首輪をつけてもらっていたのですが、そちらの方によれば先日、急に苦しみはじめ、亡くなってしまったとのこと。どうやら、毒を盛られたらしい、という。うちの近所には猫が多く、それを不愉快に思う何者かがときどきこういう不埒な行為に及んでいるらしい、とは聞いていたのですが……。

 餌をもらっているノラ、とは言い条、そんなにホイホイ懐くようなタイプではなく、しかし私と母には馴染んでいて、甘えるときは頭をグイグイ押しつけてくる可愛い奴でした。似たような模様の別の猫は、この1件がショックだったようで、餌をもらっているところに引き籠もってしまっているそうですが、別の猫は昨日も姿を現したので、必要以上に可愛がってしまったり。

 風邪で弱っているところにふたつもショックな出来事があり、悄然として過ごしていたのですが、今日はちょっとだけ嬉しいニュースがありました。

 パートワーク百科を延々と出し続けているデアゴスティーニが、このたび新企画として、今年3月から『隔週刊 ジャッキー・チェンDVDコレクション』を刊行する、と発表したのです。

 ……まあ冷静に考えればこっちの金が飛んでいくだけの話ですし、一部ながらDVDはおろかブルーレイも所持しているので、揃えれば重複するものも多数出て来るのも事実なんですが、いかなパートワーク百科といえどもひとりの俳優をテーマに発行された例はあまりありませんし、現時点で予告されている巻数は74。出演は100作を超える、とは言い条、初期の端役出演なども含めているので、主要キャストとして携わったものはほとんど網羅されるレベルの本数です。たぶん権利問題で一部は発売できなくなるんだろうね、とちょっと意地悪な見方をしつつも、一定の作品数を統一された装幀で、しかも解説付きで発行される、というのは今後もそうはないはずですから、ファンとしては喜ばずにいられない。追わずにいられるわけがあるか。

 地元の書店で定期購読を注文する、というのもいいのですが、特典の申込などが煩わしくなるので、特典の送付が折り込み済みのデアゴスティーニ直送の通販で定期購読を頼んでしまうのが早い。というわけでさっさと申し込んでしまいました。創刊号の『プロジェクトA』から第9号『蛇鶴八拳』まで、観た作品ばかりですが今から楽しみ……って、第7号『ラッシュアワー』は、観たことはあるけどここで感想は書いてないな。順調に発売されればたぶん6月くらいにはここでまたネタにすることになるかも。

 ほぼまる1日寝て過ごしたので、まだ喉にいがらっぽさは残っているもののおおむね復調。今日は関東でも積雪の話が出るほどの冷え込みにも拘わらず、布団にくるまり、夕方以降は部屋を暖めて過ごしていたので、まったく気にせずに暮らしておりました。そろそろ、滞っている作業が気になってきたので、これから就寝まで頑張ります。

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