2日連続“男祭り”。

 まだ『マチェーテ・キルズ』の感想を仕上げてませんが、夕方からまた映画を観てきました。目的地はユナイテッド・シネマ豊洲です。昨年10月の『死霊館』以来ですから、ほぼ5ヶ月のご無沙汰です。ヘタをするともっと間が空くところでしたが、今日あえて向かったのは、目当ての作品がかかっている、という以外に、映画鑑賞の記録をつけていた専用の手帳がきのうの『マチェーテ・キルズ』で終わってしまったから、というのが大きかったりする。別のメモ帳に記録して、あとで写してもいいんですが、却って手間が増えるし。

 土曜日の夕方ぐらい、というのはやっぱりいちばん混み合う時間帯らしく、劇場の入っているららぽーと全体がけっこうな人出。劇場でも、売店に人だかりが出来てました……プリキュア最新作も封切りだったしね。目当ての作品が満席で買えなかったら、他の作品に乗り換えず、手帳だけ買って帰る覚悟さえ決めてましたが、無事にチケットも確保出来ました。

 鑑賞したのは、ヴィン・ディーゼル演じる宇宙最強の暗殺者の活躍を描いたシリーズの、実に10年ぶりの続篇リディック:ギャラクシー・バトル』(Presidio配給)。V・ディーゼルももちろん、監督の作品もけっこう好きなので、公開を待ち望んでいたのでした。

 ネットの寸評で目にしていた通り、前作の展開をほぼ外して、ムードとしては第1作『ピッチブラック』に回帰している。でも私はこれ、SFスリラーというよりSFハードボイルドと呼びたい。とにかくタイトルロールであるリディックのタフさが強烈なのです。序盤の生き残りのための戦いを経て、さながらリディック自身がモンスターのように描かれる中盤、そしてクライマックスと、方向性をたびたび切り替えているように見せかけて、プロットには芯が通り、それをリディックのキャラクターが見事に支えている。ガジェット自体は有り体のものばかりとは言い条、その堅牢さに終始痺れる1本でした。結果的に2日連続で無敵の男のオラオラぶりを見せつけられただけ、という感じでしたが、それもまた一興。

 同じ施設の、位置的に反対の端ぐらいにある書店でちょこっと買い物をしたあと、家路に就く。土曜日のこの時間帯の道は、酔っ払いの集団を避けるのに苦労します。鬱憤晴らしに帰宅後、届いたばかりのジャッキー・チェンDVDコレクション第2号を愉しんだりして。

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