きのうからちょっと風邪気味で頭がぼーっとしており、午前中はDVDの残りを鑑賞する以外なにも出来ず、当然ながら映画感想の宿題も進んでないんですが、とりあえず毎日映画館に足を運ばないと、観たい作品が残ってしまうのが哀しい。風邪薬を飲み、少し長めに仮眠を取って体調を整えて、何とか出かけられるかな、という状態まで戻して、夕方から自転車を走らせました。
訪れたのはTOHOシネマズシャンテ、鑑賞したのは『マージン・コール』のJ・C・チャンダー監督、ロバート・レッドフォードが単独航海中のヨットで遭難するさまを、全篇ほぼひとり芝居で演じる『オール・イズ・ロスト 〜最後の手紙〜』(Pony Canyon配給)。
午前中に観た『モンスターズ』はふたり芝居と言い条、名前のない脇役がたくさんいましたが、こっちは本当にひとりぼっち。台詞さえ最小限です。にもかかわらず、何をしているのか、何を考えているのか伝わる演技の巧さ、描写の的確さ……とはいえ、これは私がこの手のフィクションにそこそこ接していて、意味を解釈出来るからではあるんでしょうけど、それにしても実にリアル。とりわけ、嵐に蹂躙されるさまを疑似体験させる音響のクオリティが凄い。アカデミー賞では不遇に終わりましたが、これも大傑作でした。
……さて、明日はなにを拾っておくかしら。
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