ついこのあいだ、TOHOシネマズ日本橋の開館に合わせて活用したばかりですが、それからわずかひと月半にして、ふたたびフリーパスを発行してきました。要は、短期間に2回発行できるくらいに貯まっていた、ということなんですが。
訪れたのはTOHOシネマズシャンテ。鑑賞したのは、『JUNO/ジュノ』などレベルの高い作品を撮り続けているジェイソン・ライトマン監督最新作、脱獄犯と、彼を匿うことになった母子との交流を清潔だけど官能的に描いた『とらわれて夏』(Paramount Japan配給)。この監督の作品はすべて押さえてますが、今回何だかんだで先送りになって、今週いっぱいで終了、というタイミングに慌てて鑑賞してきた次第。
相変わらずやってることが確かでレベルが高い。夏の暑さの中で繰り広げられる、直接的でないのに艶めかしい男女の交流に、それに接することで戸惑い、変化していく少年の姿が、穏やかに二重写しになっている。サスペンス的な緊迫感を終始漂わせながら、最後には不思議と清々しい感動もある、堂々たる手捌きの秀作です。個人的にこの監督は『マイレージ、マイライフ』が最高傑作だ、と考えていて、あちらほどの仕上がりとは言えませんが、やっぱり細部に配慮の行き渡ったいい出来なのは確か。
というわけでまた1ヶ月は映画漬けの生活となる……かどうかは解りません。色々あって、なかなか身動きがしづらい状況でもありますし、そもそも梅雨前線が近づいてきているので、自転車移動がメインの私としては余計に機動力が落ちてしまう時期でもある。まあ、それも承知で発行したものなので、最低10本程度は押さえる、くらいの気持ちで臨みます。
鑑賞したのは午前中だったので、その気になれば当日中にアップ出来るはずだったんですが、相変わらず途中でバタバタしてしまって、またぞろ間に合いませんでした。明日以降アップします……どのみち、次に映画を観に行くのは確実に金曜日だし。ええ、間違いなく金曜日ですよ。
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