9年振りに“罪の街”へ。

 このところ多忙だったりタイミングが合わなかったり、で相変わらず映画館に足を運べません。観たかった作品が観たかった仕様での上映が終わってしまう、というタイミングでやっと駆け込むこともしばしばです。今日も今日とて、どうやらこの作品を観に行けるのはここがギリギリ、と気づいたので、午後に慌ててお出かけ。

 向かったのは今年初めてのTOHOシネマズスカラ座、鑑賞したのは2005年度の個人的トップに掲げた作品待望の続篇、悪徳に満ちた街を舞台に繰り広げられる暴力と愛憎を描いたシン・シティ 復讐の女神(3D)』(GAGA配給)。まだ上映自体は続くんですが、3Dでの上映はもうそろそろ打ち止めになっていて、観られるところでいちばん大きなスカラ座に馳せ参じた次第。

 前作のスタイルをきっちりと受け継いだ続篇で、そういう意味で不満はない。ただ、構成が全体に深みを与え、名前のないキャラクターにも存在感があった前作と比べると、やっぱりあちこち物足りない。今回もやはり別々の時間軸、別のエピソードを交互に描いて物語としての広がりを演出していて、それが終盤になって緩やかに束ねられるのですが、前作ほど強い余韻を残すには至っていない。しかし、あの表現の味わいを望んでいたひとには堅実な出来映えといっていいでしょう。だから私は納得。

 ちなみに本日はこのあと、イレギュラーな時間に用事が入ってしまい、作業どころかちょっとした書き物も出来ません。なのでいま、大急ぎでこれを書いているわけです。ちなみに可能なら明日も朝から観てくるつもりですが……まあ、気持ちに余裕があればね。

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