昨日の時点で既に第一報は眼にしていたのですが、アカデミー賞候補のリストをまだアップしてませんでしたし、公式サイトにリンクしたかったので、後回しにしてました。
睨んだとおり、以前にいちどラインナップに加えられながらも権利の都合により寸前で見送られたうちの１本『ひまわり』が復活していました。ただ、個人的にはもっと観たかった『ミツバチのささやき』や『バベットの晩餐会』がなかったのは残念。たぶん、好評を得ている限りは続くだろう、と信じているので、来年以降に期待したい。
お馴染み『ローマの休日』や『エデンの東』といったド定番がふたたびラインナップに加わっているほか、新規作品のなかでは、先日三谷幸喜によるリメイクが話題となった『オリエント急行殺人事件』や、バレエ・ダンサーを目指す少年の姿を描いてロングランとなった『リトル・ダンサー』なんてのが目を惹きます。第二回から選ばれるようになった日本作品では、遂に登場の小津安二郎『東京物語』と『秋刀魚の味』、そして高倉健の追悼として『駅 STATION』に『新幹線大爆破』、黒澤作品から『赤ひげ』が登場。
２週間上映で定着していたものを、１週で終了とする作品も加えることで、30本に増量しています。前々から観たかったもの、もう観たけど、というのも含めて、今度も私はコンプリートを目指します。
しかし今回、ラインナップよりも個人的に驚いたのは――TOHOシネマズ六本木ヒルズがとうとう上映館から外れたということ。前々からサーヴィスに問題が多く、積極的に立ち寄りたくなかった劇場で、TOHOシネマズ日本橋が上映館に加わってからは本当にイベント上映か、現地に立ち寄りたい理由があるときしか行かなくなってましたが、これでますます足が遠のきそうです。その代わり、４月オープンのTOHOシネマズ新宿が新たに上映館になったので、場合によっては日本橋と新宿で半々くらいの割で立ち寄るかも知れません……現時点で私にとって最も近場にある小屋であることは変わりないので、やっぱり日本橋メインにするかも知れませんけど。
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