番組改編に影響されまくり。

　３ヶ月ごとに訪れるテレビの番組改編は、一部のバラエティ番組を根気強く追う私のような人間にとってけっこう困りものです。楽しんでいた番組が終わる、というのも悲劇ですが、もうひとつ困るのは、時間帯の大幅な移動です。

　たとえば深夜で好評を博した番組が、その人気故にゴールデンタイムに移る、というのはよくある話ですが、だからといって移った先で視聴者が獲得できるか、はまったく別の話。時間帯が移っても同じノリで面白さを維持してくれるならともかく、早まった時間帯に合わせて内容を緩くして自滅するパターンを何度見てきたことか。無事に長続きしているような番組でも、別時間のときにこちらが楽しんでいた内容から大幅に変化してしまうことも珍しくない。あえて具体的に名前を挙げますが、私ゃ未だに『Ｑさま！』は23時台にやっていた頃のプレゼンスタイルのほうが好きだ。ただのクイズ番組が観たかったわけじゃないんだ！　現状のスタイルが受けているのだからしょーがないといえばしょーがないんですが未だに釈然としてないぞ！

　幸い、この３月は、私が観ている番組の中には終わるものはほとんどなかったんですが、曜日や時間帯が移ってしまうものが実に多い。幸か不幸か、あのままのスタイルであればそれなりに受けるんじゃないかしら、というものや、曜日が移ってもそんなに深刻な影響は受けないだろう時間帯に収まっているものがほとんどなので、内容の変化自体は今のところさほど心配はしてません。ただ、あまりに移り変わりが激しすぎて、私のライフスタイルにうまく当てはめるのに時間はかかりそうですが。

　変化は多かったものの、しかしこの４月は、内村光良のコント番組『ＬＩＦＥ！〜人生に捧げるコント〜』とタモリの雑学知識が遺憾なく発揮される至高の町歩き番組『ブラタモリ』がそれぞれ待望のサード・シーズンに突入し、更に深夜の特番枠で好評を博したバナナマン×バカリズムの仲良し３人組によるバラエティ『そんなバカなマン』がレギュラー化する、という最高に嬉しい出来事があったので、時間帯を移った番組がひとつやふたつ自滅していったところで、とりあえずしばらくは耐えられそうです。幸せすぎて今から７月の改編が怖いくらいだ。