レンタルDVD鑑賞日記その88。

 多忙に体調不良が加わって、感想を書く隙がまったく見つかりませんが、あんまり手許に置いておくとあとがつかえるので、レンタルDVDはなるべく時間を作って観るようにしてます。というわけで本日はこれ。

 危機的状況クライシス・シリーズという枠組にて5ヶ月連続で発売されたうちの第4弾は、『ワイルド・スピード』のポール・ウォーカー主演によるサイコスリラー。

 死刑を執行されたはずの男が何故か蘇り、暮らしていた街から遠く離れた地で生活することに。その背後には何が……というもの、なんですが、正直観終わってこんなに釈然としない話も珍しい。簡単に真相が解ってしまっても、伏線が丁寧であったり意欲的であれば良し、辻褄の合わない仕掛けでもやっぱりネタとして魅力があればある程度認めるし楽しめるものなんですが、これは真相も安易なら、そのための伏線に不自然さばかりが残る。この話、道義的な部分を抜きにしてもぜんっぜん説得力がないんだが。

 ポール・ウォーカーやボブ・ガントンがいい雰囲気を醸しているのが勿体なさ過ぎる、かなりの失敗作。いや、真相のアイディア自体は悪くないんだけど、どうすれば説得力を付与できるか、というのをろくに考慮していないのが問題なのです。

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