『俗・さよなら絶望先生』第10話 劣化流水/痴人のアリ/一見の條件

 世の中デチューン流行りです。敢えて性能を下げることで閾値を下げ、安心を得ているのです、と言い張りたいのです……

 ……野中藍、お前、その台詞口にしてて辛くなかったか……?

 それはさておき、何だか前夜に観ていた某作品をある意味全力で皮肉っているかのような内容で苦笑いしました。Aパートだけだと落ちてないなー、と思ったらBパートで駄目押しかましてくるし。同じスターチャイルドなんですが、わざとやっているとしたら豪気すぎる。

 今回もある意味絶望先生のフォーマルな内容ではあるのですが、しかし前述の件を抜きにしても構成が見事です。『俗』になってからは千里がやたらフィーチャーされていましたが、今回ほど完璧に嵌った回も珍しい。Aパート、Bパートの結末に更にCパートまでが加わって、きっちりと効果を果たしてました。というか、今回はすべてがCパートへの前振りだったのかも知れません。

 演出的な冒険が乏しく、その意味では緩い仕上がりなのですが、それさえもCパートでネタとして吸収されてしまったという趣。しかも出ている奴らのやっていることが身に沁みるので、今回は必要以上に受けました。いいのよこれは、一見様無視でも。

 ところで、昨晩も携帯電話のワンセグ機能で鑑賞していたのですが、プロローグ部分は頻繁に飛んだくせに、OPに入ると途端に電波が安定しました……なんで?

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