Massa@Mania presents “春の葡萄祭2026”グレープコンサート 2026年4月30日公演 at 東京国際フォーラム ホールA。

 以下、昨日の出来事です。本当は日付が変わる前にアップするつもりでしたが……書くこと多すぎて、作業をブッ飛ばす勢いだったうえに、本日も朝からバタバタしていたので、アップの予約すら出来ませんでした。

 さだまさしのデビュー50周年あたりを境に、完全になし崩しで復活してしまったグレープ。吉田政美のうっかり発言で昨年春にコンサートを開いたところ大盛況、なおかつ、会場の神田共立講堂だけではキャパオーバーも甚だしかったので、1年おいて、今年は主要都市を巡るツアー形式で開催されることとなってしまった。
 東京の会場は、東京国際フォーラム、しかも最大キャパのホールA。個人的にも、飛び抜けて脚を運びやすい会場です。これは行かにゃ、というわけで、今年も駆けつけてきました。
 尚、グレープがなんで復活しているのか、ご存じのない方は、上の“昨年春”の文字をクリックして、そっちでご確認ください。さすがに何度も書くのはめんどいし、どーせ今日も書くことは多いのだ。

 諸般事情によりかなり懐具合が厳しいのでグッズについては概ね断念しておりました。なので、事前販売枠に間に合わせたりせず、開場時間くらいに到着するようにお出かけ。
 ただ、まだ迷いはありました。とりあえず、キーホルダーぐらいは買おうかなー、などと考えつつ会場へ。
 ……物販、すんごい並んでた。
 移動にまごついているあいだに、「いまからお並びいただくと怪演に間に合わない可能性があります」というアナウンスがあり、すっぱり諦めました。ただ、主催でもある会員制サイトMassa@Maniaの会員限定で実施している抽選会には並んできました。1等はグレープお二人のサイン色紙でしたが……私の3人くらい前の型が当選されてました。当たるとは思ってなかったけど、目の前で攫われてしまうとテンション下がります。もちろん私は参加賞の記念写真ダウンロードのみでした。

 この春の葡萄祭、今年の公演はこれが千穐楽です。ネタばらしに配慮する必要はなさそうなので、スペースを挟まず、すぐにあらましとセットリストを並べます……というつもりでしたが、公演後、会場内に掲示されていたセットリストの貼り紙には“SNS UP不可”と書いてあったため、やっぱり少しスペースを挟んでおきます。
 なら伏せればいいのでは、とお思いかも知れませんが、私としては、捉えていいか悩んでいるのです。掲示された貼り紙そのものがアップ不可というだけだとしたら、私の場合、そもそもメモで記録していたので、こっちを参照したものはアップ出来る、ということになる。が、もし後日、配信や映像ソフト、放送でのリリースを想定しての注意なら、セットリストそのものを伏せるべきでしょう。
 でも、そこはさすがに、表現が曖昧なことも問題だと思うので、セットリストそのもののアップはご容赦いただきたい。そして、個人的にはもうひとつ、言いたいことがある。
 貼り出されたセットリスト、そもそも間違ってます。
 『蝉時雨』、2回も演奏してません。

 証明のために写真をアップしたいくらいですが、いちおうそこだけは控えます。とりあえずスタッフは文言をちゃんと確認しよう。















東京国際フォーラム ホールA 入口前に掲示された、Massa@Mania presents “春の葡萄祭2026”グレープコンサート公演案内。
東京国際フォーラム ホールA 入口前に掲示された、Massa@Mania presents “春の葡萄祭2026”グレープコンサート公演案内。















 バンドメンバーに続いてグレープのおふたりが登壇して、まずは初期の代表作2曲。冒頭が、個人的に思い入れが無茶苦茶ある『無縁坂』だったので幸せ。
 普通のコンサートなら、数曲演奏を続けそうなものですが、喋りすぎと言われつつ、喋らなきゃ不満、というファンを育ててしまったさだまさしさんなので、2曲でさっそくMCです。
 このおふたり、昨年のグレープコンサートあたりから、“年寄りじみたことを言ったら罰金1000円”というルールを敷いていて、その都度、壇上に用意された罰金箱に入れることになっている。貯まったお金は、打ち上げに使う予定だったそうですが、打ち上げは会社が費用を持ってしまったため、そのままキャリーオーバーとなっているそう。最近は、冠ラジオ番組でも適用されているせいで、今日の時点で28万を超えているそうです……どうするつもりなのだろうか。
 トークはそこから、グレープのデビュー時代――吉田政美さんは“第一次グレープ”と表現していた――の話。当時の関係者がけっこう元気で、当時所属していた事務所のスタッフが今日も複数、来場してねもという話をしたところで、演奏へ。
 ここでは2023年リリースのアルバム『グレープセンセーション』より『夢の名前』と『花会式』に続いて、1991年に“レーズン”と名前を変更してリリースしたアルバム『あの頃について』収録の『祇園会』と、ここは吉田さんの言葉を借りれば、2023年からの“第二次グレープ”と、その間に存在した“レーズン”の楽曲。直後にご本人も語っていましたが、“レーズン”という名義がまったく知られていなかったため売れなかったというこのアルバム、実はけっこういいアルバムだと私も思ってます。今回も演奏はしてませんが、『あの頃について』収録の『夢しだれ』という曲は、個人的には今も繰り返し聴いている曲の1つだったりする。
 ここで次のMCパートです。先のMCから繋がって、“第一次グレープ”時代のキャンペーンの話……ただ、次の曲手前の話は、昨年の『春の葡萄祭』でも喋ってました。まあ、さださんのトークはもう落語のネタみたいなものなので、被っててもお客は気にしませんが。多少盛っててもいいの。
 突然のカウントでさださんが相棒をビックリさせつつ、第一次の代表作3曲を演奏。当時としてはスピード感のある『蝉時雨』がら、歌詞演奏共にインパクトのある『殺風景』、そしてさだまさしソロでも頻繁に演奏していた名曲『縁切寺』という流れ。第一次が備えていた音楽性の豊かさを感じさせる選曲です。
 ここでふたたびMC、ですが何故かグレープのおふたりが下手に移動して話していて、そのあいだにスタッフが中央のセッティングを変更している。吉田さんはだいたいギター1本でずっと演奏していますが、さださんは曲によってギターを変え、時にはヴァイオリンに持ち替えたりもするので、楽器の入れ換えかしら、などと思っていた。その間、グレープは同期デビューのアーティストがけっこう多彩だ、という話をしていて、折角の千穐楽だから、その中から誰かにゲストに来てもらおう、と考えた、という流れになり、呼び込まれたのは――ダ・カーポでした。
 現在はフルート奏者となった娘さんを加えたトリオ編成となっていますが、往年はさだまさしと共に、母が好きでけっこう聴かされていて馴染み深いグループでしたから、不意を突かれて感激してしまった演奏したのは、最大のヒット曲である『結婚するって本当ですか』。榊原広子さんはつい先日、人工股関節の手術を受けたばかりで、杖を突いての登壇でしたが、澄んだヴォーカルと、ギター兼コーラスの榊原まさとしさんとの美しいハーモニーは健在です。生で聴けただけで嬉しい。
 さださんとデビュー当時の想い出と、ダ・カーポをサポートし、20年前に他界した榊原まさとしさんの兄の話から、ダ・カーポとグレープの共演による『人生の贈り物~他に望むものはない~』の演奏へ。元々は、さださんが韓国の歌手・楊姫銀と共作し一緒に歌唱した曲なのですが、「きっとダ・カーポに合う」と考え、さださんが仲の良かった榊原兄に提供を申し出、実際にシングルとしてリリースされたそうです。生憎、私はそのヴァージョンを購入はしてませんが、生で聴く演奏は、確かにぴったりでした。しかも、グレープとの絡みも絶妙で、やたらと贅沢なひととき。
 ダ・カーポはここで退場し、ふたたびグレープのおふたりが中央へ。5月リリースのさだまさし最新アルバム『神さまの言うとおり』制作の苦労話と、そこから引き続き始まるさだまさしとしてのツアーの話題を経て、さださんの長崎における幼少時代のエピソードを語り、この出来事とも繋がる最新アルバムで唯一のグレープ名義の楽曲『木蓮の庭』を演奏。未だラジオなどでは解禁されていない楽曲なので、私も初めて聴きました。さだまさしのギター&ヴォーカルに、吉田政美のリードギター、という、本当にデュオでの演奏は、テーマも曲調もまさしく“グレープ”そのもの。今からアルバムの到着(むろん私は注文済)が楽しみです。
 そしてそのまま、第一次グレープの定番『交響楽(シンフォニー)』、イメージ転換を図るも世間的にはあまり受け入れられなかったけれどファンには愛されている『朝刊』を演奏。
 このあたりから、私の取っていたメモが読みづらくなってて、勘違いしているかも知れませんが、実は今日、コンサートの演奏時間が2時間15分を過ぎたら、そこからは5分おきにさださんが1000円の罰金を支払う、というシステムになっていた話をしたはず……この時点でもう2時間は超えてたはずなんですが。しかし、ここからラストスパートです。
 続いては昨年のさだまさしアルバム『生命の樹』収録のグレープ名義曲『初恋駅』と『残月』を立て続けに演奏。前者はスイッチヴォーカルの醍醐味が堪能できる、第二次グレープならではの編曲で、後者はさだまさしとしても育んできた、日本の文化を題材としたフォーク・ロックの神髄が窺える名曲。
 再度挟まれたMCで、紹介されたバックバンドメンバーは退席。最後はふたりきりで、デビュー曲『雪の朝』と、出世作であり象徴とも言える『精霊流し』を演奏し、本篇は終了。この2曲の前だったかあとだったか、さださんが「グレープはもう解散しません」と断言したのが何より嬉しい。さださん自身が語るとおり、“さだまさし”だからこそ表現できる曲がある一方、“グレープ”というフォーマットがあって出来る曲もある。お客が来てくれる限り演奏する、と腹を括ったさださんとしては、“グレープ”の継続もまた必然なのでしょう。完全に巻き込まれた吉田さんは災難ではありますが、そもそも半世紀以上前、乱れた生活で体調を崩し、長崎に戻ったさださんを、吉田さんが訪ねてこなければ“グレープ”は生まれず、“さだまさし”の活動もなかったのです。観念していただくしかありません。
 いったん退場してからのアンコールは、昨年もトリを飾った『フレディもしくは三教街』。“さだまさし”として継続的に演奏していたせいで、第一次“グレープ”時代の曲というイメージがない、とさださん自身が仰言ってましたが、それほど頻繁に採り上げられたのは、そのドラマチックな内容もさることなから、この曲がそのときのバンドメンバーの演奏技術だけでなく、舞台装置、照明スタッフも一緒になって盛り上げる、コンサートとして最高潮を演出する内容だからだと思う。“さだまさし”でも“グレープ”でも、重要な場面を飾るに相応しい1曲。
 ――というわけで改めて、今回のセットリスト。

 1, 無縁坂
 2, 春への幻想
  MC
 3, 夢の名前
 4, 花会式
 5, 祇園会
  MC
 6, 蝉時雨
 7, 殺風景
 8, 縁切寺
  MC
 9, 結婚するって本当ですか/ダ・カーポ
  MC
 10, 人生の贈り物~他に望むものはない~/ダ・カーポ with グレープ
  MC
 11, 木蓮の庭
 12, 交響楽(シンフォニー)
 13, 朝刊
  MC
 14, 初恋駅
 15, 残月
  MC
 16, 雪の朝
 17, 精霊流し
 Enc, フレディもしくは三教街 -ロシア租界にて-

 開演は18時、終演時間はたぶん20時50分くらい……さださんは「ダ・カーポ出演のところはまけてくれ」と訴えてましたが、果たしてどうなったやら。
 座席からロビーに出たところで、もし余裕があれば物販を覗いて、余っていたら1種くらい買おうかな~、とぼんやり考えてました。しかし、相変わらずの大行列に、断念。食事は家に帰って摂る、と母に伝えてあるので、あんまり遅くなるのも申し訳ない。
 しかし、グッズがなくても、この満足感だけで充分なお土産です。何より、さださんが断言してくれたので、演奏が出来る限りは、たぶん来年も“春の葡萄祭”は実施される、はず。むろん、余裕があればさだまさしのソロコンサートにも脚を運ぶのにやぶさかではないけれど、“春の葡萄祭”は、出来る限り万難を排して通い続けようと思います。

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