過ぎたるは及ばざるが如く、の典型。

 このところ、時間を見つけては30分から1時間程度、散歩するのを習慣にしようとしております。そうしているうちにふと思ってしまった。日本橋ぐらいまでなら、徒歩でもいけるんじゃないか、と。

 予め何本か候補を選んでおいて、無理のない1本に絞って出かけました――が、途中で時間的に少し微妙なことに気づき、行きは半ばほどで断念し、電車を利用したのです。しかし帰りは、体力に余裕がありそうだったので、完全に徒歩のみで移動。

 ……そりゃあ、移動は出来ますよ。調べてみたら、ふだん自転車で移動しているルートがほぼ最短距離でしたし、それを抜きにしても年がら年中行き来している道のりです。今どの辺にいるか解るから、多少の無理は利く。しかしその“多少の無理は利く”が問題でした。

 道中で昼食を摂ればまだましだったのでしょうが、めぼしい店がないから、と先延ばしにしてしまったのもいけなかった。家に帰り着いたときには疲労困憊、空腹でクラクラしてきたので、食事を考える前にきのう親がどこかからもらってきたお菓子をふた切れほどつまんでごまかす始末。

 とりあえずこの程度の距離を歩く体力と脚力はある、というのは解りましたが、ちゃんと休憩を挟まなければ無意味に消耗するだけだ、と悟りました。やっぱり基本は、1時間程度の移動に絞ろう……慣れればどうにかなるでしょうが、今はまだその時期でない。

 ちなみに本日、TOHOシネマズ日本橋にて鑑賞したのは、『リーガルハイ』の石川淳一監督&古沢良太脚本によるオリジナル映画、4月1日に各所で繰り広げられる嘘と意外なドラマの群像劇エイプリルフールズ』(東宝配給)

 予告篇からやたらと期待度が高かった1本なのです。思ったよりエピソード各個の結びつきは緩かったものの、その緩さの中に細かく驚きと笑いが演出されていて観ていて実に楽しい。驚きと笑いが終始繰り返して、終盤は何だかんだと感動させられてしまう、しっかりと実の詰まった快作でした。でもあの組み合わせはあんまり幸せになれない気がするんですが……まあいいだろう!

 例によって明日も出かけるつもりでいますが、ちょっと消耗しすぎたので、明日は少し抑え加減にするかも知れません……とりあえず、もうちょっと近距離で慣らそう、うん。

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