ファウンド・フッテージ×青春ドラマな。

 このところ劇場に足を運ぶペースが、観たい作品の公開スピードにまったく追いついていません。折しも、折角入会した松竹マルチプレックスのポイントが期限切れを間近に控えていたので、ピカデリー系列で観る、ということを大前提にしてスケジュールを調べ、夕方から出かけて参りました。

 訪れたのは、ほぼ半年ぶりの新宿ピカデリー……近くはなんべんも通ってますが、もともと入口からスクリーンまで5分は要する動線の悪さが好きになれず、TOHOシネマズ新宿がオープンして以降はすっかり疎遠になってます。ほんとは今日鑑賞する作品も、丸の内で観てこようか、と思っていたのですが、ちょっとだけついでがあったので新宿にしました。

 鑑賞したのは、高校演劇の開演前夜、本番を阻止するためにセットを破壊しようと思った学生たちが、演劇の因縁と絡む災厄に囚われる死霊高校』(Warner Bros.配給)

 解りやすく低予算のファウンド・フッテージ・ホラー。ところどころ説明不足や、あまり考えずに配したんじゃなかろうか、というモチーフが見受けられますが、じわじわと恐怖を高めていく手管はなかなか。この手の作品は終盤がボンヤリと終わることも珍しくないのですが、こういう舞台設定ならではの趣向も用意していて、独特の余韻を残すのもいい。別に大傑作とは言いませんが、この制約、題材のなかでよく組み立てられてます。

 さっき触れた“ついでの用事”、というのはTOHOシネマズで、ネット経由で購入したチケットを発券することでした。そのため、ピカデリーでチケットを購入したあと、時間が余っていたので、TOHOシネマズまで行ってきたのです。

 往復20分かかりました。

 靖国通りを挟んですぐそこ、というイメージだったんですが、繁華街で人の多い歩道を進み、信号待ちなんかが挟まったりすると、思ったより時間がかかる。余裕があればハシゴもするつもりで時間を調べてあったんですが、やっぱり劇場をまたぐなら、あいだ30分は最低でも必要だ、と改めて実感した次第。

コメント

タイトルとURLをコピーしました