昨日に引き続き映画鑑賞、本日は朝からお出かけです。すっきりと快晴、とまでは行きませんが、今日も雨が降っても長引くことはなさそうなので、自転車で出かける――つもりでしたが、のんびりと支度をしていたら、微妙に時間が足りなくなってしまったので、電車で移動しました。
訪れたのは新宿武蔵野館、鑑賞したのは本日封切りのドイツの映画、ハッカー集団を巡る謎をサスペンスフルに描いた『ピエロがお前を嘲笑う』(PHANTOM FILM配給)。
“100%見破れない”という趣向を前面に打ち出した宣伝をしていたので、無茶苦茶期待していたんですが……正直、過剰に期待しすぎました。細部こそ見抜けないまでも、何をしたいのか、は早い段階で察しがついてしまい、紆余曲折あってそこに落ち着いてしまった感じ。ただ、既に前例のある趣向であっても、本篇はそれをかなり丁寧に練り込んであり、過程に見応えがありますし、振り返ってみると描写に筋が通っていて、腑に落ちるところが多い。ハードな音楽を多用したテンポのいい描写に、終盤まで緊迫感が続く展開など、全体のクオリティも高いのです。この映画と同じじゃん、と安易に切り捨てたりせず、吟味する面白さのある傑作。ハリウッドでのリメイクも決定しているそうですが、下手に脚本をいじるとガタガタになりかねない絶妙なバランスで成立している作品でもあるので、どうなることやら……リメイクが完成しても、日本に届かないことも多いんだよな……。
鑑賞後はちょうど昼飯時。しかし、土曜日の新宿界隈では食事をする気にあまりなれない。ひとりで入りづらい店も多いですし、あっても混雑しているのがオチ。軽く用足しを済ませたあとで思案した結果、私は歩くことにしました、池袋まで。
だいたい1時間程度で着きますから、運動不足にはちょうどいい、と思ってのことでしたが、しかし昨日も六本木まで自転車で往復したばかりですからそれなりに堪える。しかも、池袋だって土曜日のお昼時には混んでいるわけで、いつも利用している西武屋上のうどん店も、セルフサーヴィスとは言い条、調理の速度が追いつかずに行列が出来ている始末。徒歩での移動もさることながら、その疲れを引きずったまま10分くらい待つのが地味にしんどかった……。
西武地下の三省堂にも寄りたかったところですが、もうそんな体力も残っていないので、食事が済んだらさっさと、電車にて帰宅。昼寝をしたら、なかなか起き出す気になれませんでした。
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