作業が詰まってたり、昨日は1日体調がしんどかったりで、やめようか、とも思ったのですが、予め押さえてしまったのはIMAX上映のチケット。プラス700円も余分に必要なチケットを反故にするのは悲しいですし、あんまり気分が腐った状態で放っておくと、却ってドツボに嵌まるのもよくあること。どうにか体調だけは回復させて、夕方からお出かけしてまいりました。
IMAXということからまあ明白ではありましょうが、訪れたのはTOHOシネマズ新宿。体調がだいぶ戻ったとはいえ、帰ったらすぐ作業に戻る体力を温存する必要があるので、移動は電車です。
作品は、1996年に起きた遭難事故をベースに、登山の苛酷さを3Dで再現したサヴァイヴァル映画『エベレスト 3D(字幕・IMAX)』(東宝東和配給)。これは情報を得た時点で「絶対IMAXで観る」と心に誓ってました。それ故に新宿以外の選択肢は私にはなかった。
ひたすら、ひたすらに「山登り怖い」と思わせる作品。もちろんしっかりと準備を重ね、慎重に慎重を期して臨んでいることも描いているのですが、予定外の出来事が頻発し、僅かな判断ミスがまさに命取りとなるのが実感できる。当然ながら撮影場所はエベレストそのものではないのですが、それでもかなり過酷な環境で行われていたようで、映像のインパクトは充分。こちらは劇場なので、もちろん凍えたりはしませんが、吹雪の激しさ、孤立する恐怖は映像と音響で疑似体験できるレベル。可能な限り事実に則って描いているようで、それ故に教訓めいた部分もなく、予定調和の救済も描かれず、ドラマとしてはありのまますぎて得られるものはない、という印象にも繋がっているのですが、間違いなく見応えはある。出来ればIMAX、対応しているならせめてDOLBY ATMOSの劇場でご覧になることをお薦めします。
……もっとも最近、あんまりATMOSでの上映ってやってないんですけどね。ATMOSの規格で上映するにも権利が関わってくる、とか、どうも他の規格よりトラブルが生じやすい、などの問題があるっぽいですが、もったいないのでもーちょっと使ってくれんだろうか。
作業に余裕があれば、先週末封切りの作品をもうひとつ押さえておきたかったところですが、そこまでのゆとりはないので、ちょろっと買い物だけして帰宅。
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