今年初のピカデリー。

 週末は封切り映画の鑑賞、がいちおう優先なんですが、今日は諸々のスケジュールを考慮した結果、終了間際の作品を選ぶことにしました。どーしても取り漏らしたくない作品でもありましたし。

 訪れたのは、今年初となる新宿ピカデリー。鑑賞したのは、森田芳光監督のデビュー作の後日談を、森田監督のもとで長年助監督を務めていた杉山泰一が監督、オリジナル版や他の森田作品に出演したキャストも集めて製作したコメディの・ようなもの のようなもの』(松竹配給)。昨年春頃にオリジナルのほうをDVDで鑑賞していたのは、これを観る心積もりがあったからです――あの時点では2015年公開予定だったんだもん。

 プログラムによると、本当に随所に森田作品へのリンクが仕込まれていたようで、まさに森田監督への敬意の発露というべき作品。ただ、全体を通して主題を設けていない感のあるオリジナルに対し、本篇には明確なストーリーがある。通常のカタルシスに落とし込んでいない、とは言い条、それほど意外性があるわけでもないので、少々こぢんまりとまとまってしまった感は否めない。しかし、変にいい話ぶらない暖かさが快い、いいコメディ映画でした。

 なんでこれを取り漏らしたくなかったか、というと、実はひょんなことから撮影前に存在を知っていたのです。詳しくは書きませんが、そのために2014年時点で作品をチェックしていたために、ほんとーに公開までずーっと待っていたのです。公開直後に観に来たかったのですが、ボンヤリしているあいだに上映終了が近づいてしまったので、慌てて観に行った次第。

 鑑賞後は、天気が荒れる、という予報が出ていたこともあり、とりあえず電車で自宅の最寄り駅まで戻ってから、よく行くラーメン店で昼食を摂りました。……病み上がりだったせいもあるのか、これで今日はほぼほぼ疲労困憊でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました