手違いでこんな夜更けに観ることに。

 実はきのう、夕食を済ませたあとでお出かけしておりました。

 先に書きますと、観てきたのはローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー(字幕・3D・IMAX)』(Walt Disney Studios Japan配給)です。11月中身動き出来ず観たいものが溜まっている現状でも、一種のお祭りなので、封切り直後に観に行くことは決めていたのですが、実際の封切りより1日遅れ、しかも夕食後に出かけることになったのは――購入時に勘違いしていたからです。

 新耳袋トークライブが、今週開催だと思い込んでました、買うときだけ。

 チケットが早期発売になった時点ですぐにTOHOシネマズ新宿のIMAXスクリーンでの上映時間を調べ、終了時間が23時35分だったものを発券した瞬間に、「新耳袋の前に観るのにちょーどいいじゃん!!」と反射的に購入してしまったのですが、そのすぐあとに、ライブから1週間後の上映回だったと気づきました……この理由で払い戻しは間違いなく無理なので、仕方なく出かけてきたわけです。時間的に、ついでにもう1本なにか観られれば、と時間割を睨んでましたが、どうもしっくり来るものがなかったので、お目当ての作品に絞ってお出かけしました。

 昨年の本篇新シリーズ開始のときほど盛り上がってないかな〜、という印象だったのですが、やっぱり封切り直後はけっこうなフィーバーになっているようで、限定版のパンフレットは既に品切れ、IMAX版は私の鑑賞した時間の遅い枠でもほぼ満席でした。全世界同時なので、この時期に来日している海外の方も足を運んでいるようですから、そりゃ当然かも知れません。

 ご存じない方もいるかも知れないので念のために、今回の『ローグ・ワン』はエピソードIIIとエピソードIVのあいだ、つまり最初に公開されたトリロジーの前日譚になります。オープニングのテロップでのみ語られる、“デス・スター”の設計図奪取のくだりを映像化したものであり、それ故に帝国は版図を急速に拡大し、ジェダイはその存在を隠さねばならなかった時代の物語なので、当然劇中にはジェダイは登場しない――事実上、ドニー・イェンが演じる盲目の僧侶チアルート・イムウェがどう見てもジェダイ級の実力者なんですが、ただライトセーバーを使えるわけでも、超能力を持っているわけでもないので。

 そういう、ヒーローではない人間たちが如何にして困難な使命に望んでいったか、そしてそれが如何にしてエピソードIVの新たなる希望へと結実していったのか、を描く作品。故に、チアルートやK-2SOみたいな特殊な例を除いて、誰ひとり突出した活躍はしませんから、そういう意味では物足りない。しかし、あの世界観において繰り広げられる、無名の人間達による決死の冒険、という構図は、観ていて実に燃えます。明らかに成り行きで巻き込まれた人々ばかりなのですが、だからこそ自分たちの行為を無駄にしたくない、という一心で最後の作戦に臨むくだりが特に熱い。ドニー・イェンのアクションが初登場のあたりくらいしかないのがちょっと残念でしたが、彼の貫禄なくして成立しない役柄であるのは確かで、見せ場は豊富でしたから不満はない。なかなかでした。

 夜も遅いので、鑑賞後はまっすぐ帰宅……それでも、もともと深夜イベントの前に観るつもりで確保したチケットでしたから、家に着く頃には当然のように日付は変わっておりました。ちゃんと予定は確認したうえでチケット買わなきゃ駄目だなー……。

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