最近のお買い物

 例によって先週土曜日には届いていたのですが、ネタのない日に採り上げよう、と思っていたら、意外と書くことが途切れなかったため、本来の発売日を通り過ぎてました。

 13号はまたしてもブルース・リー作品……なのだろうか? これは。ファンにとっては説明不要でしょうが、これはリーの死後に発表された作品です。しかも、本人が撮影したシーンをベースに、本人の構想に沿うように追加撮影が行われた『死亡遊戯』と違って、リーの登場シーンは発表済作品の流用、あとはすべてリー演じるビリーの弟が主役、という看板に大いに偽りあり、という代物。話を聞く限り、「『死亡遊戯』はまだしも、この『死亡の塔』はリーの作品と認めない」というファンが多いのも宜なるかな、と思います。

 ただ、リーの主演作ではなく、リーの作品群にオマージュを捧げたタン・ロン主演作、として鑑賞すれば決して悪いものではないらしい。言われてみれば、監督やアクション指導はジャッキー・チェン酔拳』を担当したスタッフであり、スタントにもユン・ピョウやマースなど、ジャッキー作品全盛期を支えたメンバーが顔を連ねている。ストーリー的にはだいぶ破綻しているらしいのですが、アクション描写の完成度は小冊子にて谷垣健治氏が折り紙をつけている。確かこれでこのコレクションにおけるブルース・リー関連作品はすべてリリースされたはずなので、そのうち立て続けに鑑賞してみようと思います。

 次の14号は『ユン・ピョウ in ドラ息子カンフー』。『モンキーフィスト 猿拳』、『燃えよデブゴン7』に続く、このシリーズにて世界初ブルーレイ化が実現する作品です。

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