ヒーロー映画にして、西部劇の系譜。

 きのうの更新のあとのこと。

 ほんとーはハシゴの予定だったのですが、訳あって1本は断念……オープン当初から通ってますが、どうして従業員の質は良くならないんだろう、TOHOシネマズ新宿。しかも、荷物を入れ替えて持っていった結果、肝心のイベントのチケットを忘れていたことに気づき、映画を1本諦めて浮いた時間で家に舞い戻り、ついでに食事も済ませて出直しました。

 当初は2本目に観るはずだったきょうの1本は、アメコミ・ヒーロー映画でも屈指の当たり役であったヒュー・ジャックマンウルヴァリンの完結篇、ミュータントが死滅した未来、治癒能力も衰え老いウルヴァリンの最後の戦いを描くLOGAN ローガン(字幕・2D・IMAX)』(20世紀フォックス配給)

 第1作から観てきたヒュー=ウルヴァリンもこれで見納め、という感慨も深いものがありますが、しかしそれを抜きにしてもこれは感涙モノの傑作。何が来るって、あからさまなくらい、往年の西部劇へのオマージュに満ちているのです。プログラムのインタビューで、ある作品からの影響に言及していますが、もっと象徴的なものは本篇で引用されている。この辺についての知識があると、もうラストはたまらない。『決断のとき』という西部劇の傑作も形にしているジェームズ・マンゴールド監督の面目躍如たる仕上がりです。最高でした。

 鑑賞後はすぐさま劇場向かいのロフトプラスワンへ。ここからは項を改めます。

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