前回とほぼ同じ席。

 依然として作業は続いていますが、そろそろ頭の中がこんがらがってきたので、リフレッシュも兼ねて夕方から映画鑑賞へ……大寒波襲来の中、あえて徒歩で。自転車やバイクで移動しても風が辛かったと思われますが、それでもなかなか堪えました。

 今年2度目の映画鑑賞も、1度目と同じTOHOシネマズ上野です。スクリーンまで一緒だったのは単なる偶然……そこまで行ったら席も一緒にしてやりゃ良かった、という気もしますが、あとで確認したら、前回の席は塞がっていた模様。そこはこだわるところではない。

 作品は、ミステリーの女王アガサ・クリスティ代表作のひとつを、優れたシェイクスピア俳優として知られ、近年は『マイティ・ソー』や『シンデレラ』など娯楽大作の監督としても手腕を振るうケネス・ブラナーが主演と監督を兼ねて再映画化したオリエント急行殺人事件(字幕)』(20世紀フォックス配給)。昨年の公開からこっち、これだけはどーしても観ておきたくてウズウズしてたのです。

 予告からさほど心配はしてませんでしたが、期待通りの仕上がり。ミステリ愛好家としてはもーちょっと謎を際立たせる工夫が欲しかった、という嫌味を口にしたくもなるのですが、内容的にはほぼ原作どおり、しかしそのモチーフを巧みに膨らませて、終幕のドラマを重厚に盛り上げて魅せてくれているので満足がいく。並べ立てるのがめんどーなくらい豪華なキャストを集めたのも、内容を思えば当然ですし、ケネス・ブラナーくらいのキャリアがあってこそまとめられる作品だった、と思います。ということで、続くはずの『ナイルに死す』にも期待。

コメント

タイトルとURLをコピーしました