プログラム切替直後の火曜日は午前十時の映画祭9を観に行く日。しかしTOHOシネマズ日本橋は、一部営業を再開したものの、午前十時の映画祭9については未だ再開してません。来週から再開する可能性もなきにしもあらず、ですが、まあそんときゃそんときだ、
考えようによってはいまの体調ではいちばん気楽な移動手段を利用して赴いたTOHOシネマズ錦糸町 楽天地にて鑑賞した今コマの作品は、アメリカ政治史に残る“ウォーターゲート事件”のスキャンダルを追った記者の姿を描くドラマ『大統領の陰謀』(Warner Bros.初公開時配給)。
……これは、体調がイマイチの時にはきつい映画でした。なにせ政治関連の部分で再現映像などはなく、ひたすらに記者が情報を求めてあちこちを訪ねまわり、そこから背景を推測していく、といったプロセスを描いているので、如何せん絵的なインパクトがない。侵入事件から次第に大規模な汚職が明らかになっていく過程は知的興奮に富んでいるし、誤報との境界を手探りするような緊張もあるんですが、たとえばこの直前の出来事を描いた『ペンタゴン・ペーパーズ』のような絵的な工夫がないと、いまひとつのりづらい。あえて著名人の再現を入れず、ほぼ会話劇のみでサスペンスを構築しているあたりなど、意欲的な作品であるのは間違いないんですが、とにかく今日は私のコンディションがよくなかった。
見出しにも書いたように、本来ならこれが私にとって午前十時の映画祭9の千秋楽になるはずでした。が、この映画祭は上映館を2つのグループに分け、約1ヶ月のあいだに2作品を入れ換えて上映する、というのが基本的なルーティーンになっている。もともと利用していたTOHOシネマズ日本橋はAグループ、錦糸町はBグループなので、最後の上映作品は異なるのです。……まあ、なにがトリになろうと、コンプリートするつもりなのは変わりありませんけど。何にせよ、この次がラストです。
いったん家に帰り、食事をしたあとで、前々から懸念だった点をきちんと確認してもらうべく、これまでかかっていなかった科に診察してもらう予定でいたのですが、食後、訪問予定の病院に確認したら、今日中の診察は難しい、ということでした。問題のなさそうな日取りを確認したところで、映画鑑賞中から募っていた眠気がピークに達したので、部屋に戻り、潰れるように眠りに就きました……。
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