さらっと宿題の映画感想をアップしてごまかしましたが、本当は土曜日、映画を観るつもりだったのです。が、いざ出かけてみたら、バイクを停めるところがない。そんなこんなで開映時刻に間に合わず、断念したのでした……しかし、今回のはあんまり先送りにしたくない。幸い、月曜日の用事のあとでも何とか間に合いそうな枠があったので、用を済ませてから移動。土曜日の轍を踏まぬよう、電車を使いました――そもそも、家に戻ってからバイクで出かけてたんじゃ間に合わない可能性もあったし。
やって来たのはTOHOシネマズ新宿。鑑賞したのは、ハリウッド版“ゴジラ”第2作にして“モンスターバース”第3作、地球の王の座を巡り巨大生物が死闘を繰り広げる『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(東宝配給)。なぜ新宿かって、まずIMAXで観たかったのと、やはりゴジラは見上げる気分を味わいたかったから……日比谷にもIMAXと像がありますが、ゴジラヘッドの存在は大きいよね。
前評判からまったく心配はしてませんでしたが、うっとりするほど完璧な“怪獣映画”。人間のエゴや独善的な思考を戦わせつつ、しかしあくまで人間ではなく怪獣の対決で魅せる。なにせ人気の高い怪獣4匹揃い踏みですから、序盤からほぼ出し惜しみをしてません。人間側でゴジラの生態を観測し解釈したり翻弄されたり、というくだりにドラマも交えてますが、それでも主役はとことん怪獣たち、という作り。たぶん、前作にある程度納得しつつも不満があった、というひとでも本篇は快哉を上げるはず。『シン・ゴジラ』がオリジナルに立ち戻ったうえで“自然災害”として怪獣を解釈する試みなら、こちらはハリウッド版を踏襲し、ゴジラというシリーズが築きあげた世界観を膨らませている。私としては前作でも理想的だったんですが、それに輪をかけて理想的なゴジラでした。ああ至福。
土曜日に出かけたときは、映画館近くの店で食事をして帰るつもりでしたが、今日はさすがにそうもいかず、まっすぐ帰宅……依然として足腰の調子はまだまだ恢復途中なので、映画館から駅までの徒歩がしんどくて仕方ない。ほんとーはそれがイヤで、バイクで来たかったんですけどねー……まあしょうがない。それでも早く観たかったんだもの。
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