吉野屋先生の本日の授業は、造形。生徒それぞれに靴を持ってきて、粘土でその通りに複製するというもの。授業の展開は相変わらず破天荒なものだったが、しかしゆのにとって驚きの展開は、帰宅後に待ち受けていた……
今回は原作の2回のエピソードをミックスした構成。途中の段階では、この組み合わせは名案、と思っていたのですが、ちょっと脚色が単純すぎ。宮子のイタズラに対する沙英の反応と、ゆのの部屋での両親の反応とが対比しているとはいえ、折角1日のなかでまとめるなら、これを応用してもうひとつ騒動を組み立てることは可能だったはず。大家さんとゆのの面識の問題であるとか203号室の謎とか、シリーズ通しての軸はちゃんと通してあるものの、その辺の工夫の安易さは気になるところ。
ただその代わりにほのぼの感は安定して描いていますし、テンポの良さはさすがなので、台詞の甘さ以外はけっこう楽しめました。原作でも好きなエピソードでしたが、動いてみるとやっぱりゆのの両親と沙英・ヒロの対面シーンは素敵すぎる。いつか本気でやる羽目になりそうだ。
で、予告の様子からすると来週は、これも原作で個人的にお気に入りだったエピソードらしく今から楽しみでなりません。考えようによってはミステリだし!
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