このところ月曜日深夜あたりは常に切羽詰まっていて、『薬師寺涼子の怪奇事件簿』までは意地で観るものの、この作品あたりまで来ると眠気との格闘のほうが大事で、予約録画してあるのをいいことにテレビを点けずにいました。依然として宿題はあるものの、ちょっと気分は安定してきたので、昨晩のうちに取り急ぎまとめて鑑賞。
エーリカが先の戦いの功績で表彰されることが決まったが、当人は至ってマイペース。適当に脱ぎ散らかして寝入っていた結果、よりによってズボンを紛失してしまう。が、やっぱりマイペースな彼女は意外なところから代わりを調達し、それが思わぬ大騒動に発展する……
……ズボンなんだ。それ、ズボンなんだ。それ……ズボン……なんだ……。
あまりの無理矢理な発言に軽い衝撃を覚えましたが、それ以上にすごすぎるぞこの話。この回だけDVD異様に売れたと言われても驚かないぞ。
女の子ばかりの組織であること、こんなわけの解らない服装であることを徹底的に利用した、ある意味潔いエピソードではあり、正直“神回”呼ばわりしてもいいよーな気さえしますが、ではこのアニメのテーマって一体何なんだ、と首を傾げたくなる。
……やっぱり、あの格好で空を飛ばせたかっただけ?
そしてどうして誰も突っこまないのか、「お前ら替えは持ってないのか?!」と。ていうかズボンズボン言い張るけど明らかに下着つけてないよな?!
正直作画とか演出とかどうでも良くなる衝撃度でしたが、実はトラブルが無駄なく転がっていく過程が見事な脚本でした。クレジットを見ると、『ARIA The ORIGINATION』でツボを心得た脚色を披露していた人物で納得。
いやしかし、この回はリアルタイムで観ていなくて良かったかも知れません。観てたらたぶん衝撃で作業なんかしてられなかったわ。
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