『ストライクウィッチーズ』第8話「君を忘れない」

 格納庫の男性隊員に差し入れを持ち込んだところ、ミーナ中佐の命令でウィッチーズ必要以上に口を利いてはいけない、と言われて芳佳はショックを受ける。かつて芳佳の功績で命を救われた艦長に、出撃前に激励を、と請われた際にも、男性兵士からお礼の手紙を渡されようとしていた時にもミーナに遮られ、芳佳は落ちこむ。ミーナはいったい何を思って、部隊の外の人員と接触を控えるように指示しているのか……?

 サービスしかなかった前回と一転、かなりシリアスな話運び……前回が酷かっただけに、あの奇天烈な服装があまり気になりませんでした。そして改めて、始終見せっぱなしよりは身体のラインだけとかのほうがよっぽど色っぽいと、終盤のミーナの姿に実感してみたり。

 今回はミーナの過去編、ですがやっぱりこうなるとドラマ作りの弱さを露呈します。ちょっと単純すぎるうえに、中佐にまで進んだ人間にしては考えが妙に浅い――まあ十代半ばでこんな階級に着く人間がゴロゴロいるような世界観ですから、そんな老成を期待するほうが間違ってるか。ミーナの心境の変化を描く部分もちょっと唐突、かつ何故ああいう趣向を選んだのか、というリンクが不充分だったので、いまいち感動に乏しかったのも残念でした。狙いは悪くないと思うんですけど。

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