部員が3人しかおらず存亡の危機に喘ぐ廃墟研究会が企画したのは、見応えのある廃墟探訪の様子を撮影して上映すること。予算がない、と却下するはずが、中杉小夜香が別荘を提供すると言い出したことでにわかに実現してしまった。すっかり過疎化した村に聳えたかつてのリゾートホテルは、しかしただの廃墟とは言いがたい痕跡が残っており……
次の盛り上がりへの伏線をちりばめている段階で、とりあえずあんまり派手な部分はなし。こういうところでこそ、つとむや小夜香などの人物関係や、放置されている有田しおんの設定とかを活かして膨らませてもいいと思うんですが、なんか宇宙編が終わってから、シリーズとしての伏線を優先しすぎて1話1話の盛り上がりに乏しいのが気に懸かります。
ところどころで緩い部分はありますが、絵の雰囲気は全般にいいので観ていて心地よいのですが、この調子でいったいどこへ向かうのかが、だんだん不安になってきました――まあ、それは原作もそうだったんですが。ここ数巻買わないままではや1年以上経ちました。
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