難しい病に伏せる最愛の妻・千波のためにあらゆる手を尽くして金を稼ぐ八木沢。果てには強盗をし、仲間を手にかけさえしたが、それを唆した仲間にすべての金を奪われ、二進も三進もいかなくなる。遂に借りる相手もいなくなった八木沢は、怨みを晴らすために地獄少女・あいと契約を交わす……
またちょっと作画が雑になってきましたなあ。明らかに止めるべきでないところで絵を止めて、不気味さというよりは中途半端な違和感を残してしまってぶち壊しに。
それにしても、恨みを抱く側もいい加減ですが、買う方も計画がたいがい粗雑です。強盗で稼いだ金でホストクラブを興す、という見通しの悪さもさることながら、怨みを晴らす前に接触してきた八木沢に対して取った行動はあまりに軽率すぎる。普通に考えれば、あんな行動に出れば逆に自分が窮地に陥ると解りそうなもんですが。
しかもそれに対する反応も変です。たぶん、ああいう男の言うことは信じないと思うんだが。いつもよりは恨みの対象の背景をわきまえた復讐手段も、空間の設定や尺があまりに足りないので、効果を発揮できていない。いやそれ以前に、今回のシリーズの鍵となるらしい女の子の扱い方がまるっきり意味不明です。あんな邪魔のされ方をしても君らなら躱す方法はいくらだってあるだろー三人衆よ。
前シリーズと変わらず、やっぱり脚本の練り込みが甘いです。解ってるからいいんですけど。
コメント
今シリーズではストーリーに直接関係ない、あいちゃんのサービスショット(笑)が増えたような気がします……が、今回の話ではオープニングでの輪入道のサービスショット(ラーメンをスローモーションで啜りあげ、ほとばしる汁付き)に爆笑してしまいました。
無駄に力入ってましたねえ。地獄送りの場面やあいのサービスショットに入魂するのはいいんですが、なんであの場面に執着しているのかが謎です。
ちなみに、そのコメントは第五話のほーですね。一日に三話分もアップしたせいでこんがらがって申し訳ないです。