『CODE-E』第1話 転校生と告白のこと。

 2017年。作家の娘である海老原千波美は、何度目かの転校を経て、吉祥寺にある高校にたどり着く。電化の進んだ社会で携帯電話ひとつ持たず“機械音痴”を標榜する彼女の秘密とは……?

 オープニングに歌を入れないのはこの時間帯の習いにするつもりでしょうか。

 それはさておき、なんとなく『電脳コイル』と似通った世界観。でもあそこまで設定に凝りまくっているわけではなく、ある程度ネットワークの理屈を承知しているなら呑みこみやすい世界観です。

 初回ということもあってか作画も演出も丁寧、大きな冒険はしていませんが安定感のある作りで、さほど引っ掛かることなく鑑賞できましたが、しかし話としても引っ掛かるところに乏しい、というのが正直なところ。単なる人物と舞台の紹介に終始させず、もうちょっと波乱が欲しかったところ。最後ででっかい遊びがあって受けましたが、こーいうのを初手からやってください。

 基本的なネタはだいたい読んでいた通り、現時点の印象では決して特筆するような面白みはないような気がしているのですが、とりあえずしばらく観続けてみましょう。こーいう設定の小説、遠藤明範が書いていた記憶があるんだが……。

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