『天保異聞 妖奇士』説四 生き人形

 竜導は深夜、大きな馬に跨った異国の少女と遭遇する。何やら異様な気配を感じ取って江戸へと赴いたという。彼女が見世物小屋とともに訪れたころから、周囲ではかどわかしが相次いでいる。果たして彼女は、妖夷と関係があるのか……?

 今回は妖夷の存在よりも、奢侈を規制する天保の改革が齎す苦しみと、そこに生きる人々の価値観の相克を主軸にしている感じ。背景を重く描こうとしている分、どうやら少しずつ見応えが出て来ました。数話で焦点が暈けた『BLOOD+』よりは純粋に楽しめそうです。折笠富美子演じるアトルもいい感じだしな! 天保年間にあんな足をおっぽり出した格好なんかしてるはずないんですが、もう時代背景自体が潤色だらけなのでその程度気にしても仕方なかろう。

 それにしても、このぜんっぜん作風に似合わないOPとEDの楽曲は何とかならんもんでしょうか。曲が悪いのではなく、とことんこの作品に合っていない。タイアップの類でもたぶん最悪の部類に属すると思うんですが……そー感じるのは私だけでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました