『BLOOD+』episode-50 ナンクルナイサ

 カイの説得により、ハジが初めて本音を口にし、小夜はディーヴァの赤子と共に生きつづける決意を固めた。事態を隠蔽しようとするアメリカ軍の攻撃を逃れ、小夜たちはやっと、沖縄へ帰った……

 あー終わった終わった。最終回までいまいち盛り上がりに欠くのはどういうことですかあなた。前半パート、最後の戦闘はあまりにお約束すぎる上に緩急の付け方に失敗しているので折角のサプライズが機能していないし、沖縄帰還後も少しあっさりしすぎている。

 ただまあ、後半についてはこの静けさも悪くない。前半パートの流れからするとちょっと八方丸く収まりすぎている気がしますが、主要キャラのその後は簡単ながらひととおり網羅し(やっぱり凸凹コンビはそのまんまくっついたか……)、一年間を背負ったぶんちゃんとハッピーエンドに纏めているのは正しい。さすがに作画は完全にいちばんよかった時分にまでレベルを恢復しているし、エンディングを最初の元ちとせ『語り継ぐこと』にしているのも好感触。これも予定調和ですが、あのラストシーンもいちばん相応しいものと言えるでしょう。

 序盤の大風呂敷や設定の凝り方を思えばもっと緊密に作り込んで欲しかった、中盤の出来事が大半無駄に消費されているのが残念ですが、基本的には楽しませていただきました。とりあえず一年、お疲れさまでした。

 で、10月からは一転して時代ものの、どうも告知の姿勢からするとやっぱり一年くらいの規模で展開する作品らしい。とりあえず来週放送のプレゼン番組は録画予約してありますが……どうするかな。

コメント

  1. 遊美 より:

    告知の姿勢もなにも、ここはずっと1年で持ち回りですよ。
    今年は相川シナリオでBONEZ制作という「鋼の錬金術師」の組み合わせなので、期待してもいいんじゃないでしょうか。
    ちなみに、来年はまたガンダムです。

  2. 遊美 より:

    連続失礼。誤字訂正。
    相川→會川 です。

  3. tuckf より:

    >遊美さま
     あー、あそこはとりあえず一年通しという約束の枠となっているわけですね。……気力いるなあ。とりあえずは最初を観てから考えるとします。

  4. 冬野 より:

    たまには周囲の話題についていくための作品も見てあげてください。地獄少女以外にも(´ー`)

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