なでしこを庇って、薫は消えた。すべては薫に絶望の種を植え付けた育ての親・邪星の策略だったのだ。それでも、最後まで希望を捨てなかった薫の意志を継ぎ、彼のいぬかみたち十匹は赤道斎の想像した“大殺界”を奪取し、敵を倒そうと試みる。無謀な戦いの果てに、遂になでしこが自らの封印を解いた――
残り2話になってやっと盛りあがってきたよ。未だ作画は微妙ですし、ラスボスのデザインが雑すぎて表現されている以上に迫力に乏しいし、そもそも邪星といぬかみの応酬にヴァリエーションが少なくて折角の戦闘がものっすごい平板であるという欠点はあれど、まあ前回までの納得のいかない流れよりはまだましですし燃えます。
あとは最終回で、啓太とようこの位置づけをはっきりしてくれることを願いましょう――だって、このままだと『いぬかみっ!』の主役って薫ということになりそーな勢いですから。
しかし、しつこいようですが、邪星のデザインは酷すぎるよなあ、何回見ても。寧ろあれで当人が絶望していないのが不思議なほどだ。
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