最近なんだか啓太に馴染んできている薫のいぬかみ一同。ある晩、ごきょうやが啓太のものらしき写真を大事に携えているのを知ったてんそうとフラノは、啓太に彼女とデートするよう懇願する。一方同じころ、薫の屋敷にいるいぬかみたちの“白布”を狙って、薄気味悪い連中が暗躍しているのだった。
冒頭からして前回とは段違いの安心感。話の構成はしっかりしているし、薫のいぬかみ十匹の個性も無理せずちゃんと描かれている。
ていうか、素晴らしいのはいぬかみの能力の上を行く変態を出してしまったあたりです。パワーバランスわやくちゃですがそれをやって話が破綻していないのは、脚本が原作者であるからこそでしょう。啓太の扱いも不自然でなく、いい具合にいい奴でいい具合に変態でした。
ただ、作画のほうはもーちょっと頑張っていただきたかったところ。前回よりはましですし活き活きとはしていたのですが、やはり原作者が参加した前の話(あ、ちょうど10話前だ)、アレのクオリティが頭にあるとどうしても物足りない。でもまあ、全般に満足のいく出来でした。
そして相変わらず素晴らしすぎる次回予告。それを踏まえた提供告知の場面のバック、本編の映像を意図的に並べ替えた構成が効いています。いったい何に妬いているんだようこ。
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