タイで酔い潰れたあと、アメリカ横断。[大成龍祭2011(9)]

 現在、作業が大詰めに来ておりますが、毎週恒例の大成龍祭のためにいちど手を止めてお出かけ。しかも、色々考えた結果2本立て。無論、ある程度作業は進めてから出かけましたさ!

 梅雨も明け、空はすっかり晴れ模様ですが、今日は電車にて移動。自転車での移動は運動になるものの、こうも暑く陽射しが強いと、映画を観ているあいだはともかく、観終わって帰宅してから、集中力を著しく損なってしまうのです。今日は徹夜で作業を決着させるつもりなので、なるべく体力に影響の出ない道を選んだというわけ。

 ともあれ、毎度お馴染みTOHOシネマズ六本木ヒルズにて、大成龍祭前に鑑賞した1本目は、あまりにも下世話なネタを大量に仕込みながらゴールデン・グローブ賞を獲得、日本ではいっときDVD直行になりかけながらも有志の署名運動で劇場公開が決定、ヒットを飛ばしたコメディまさかの続篇ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える』(Warner Bros.配給)。これも今期、観逃したら歯ぎしりしそうなくらい楽しみにしていた1本だった、というのもあるのですが、実は六本木では他の劇場と異なり、R-18+版で上映している――まあ、どういう方向性でレーティングが変わっているのかはだいたい想像がついてましたが、それでも折角ならより下世話なヴァージョンで鑑賞したい。けっこう当たっているようなのでしばらく上映は続くでしょうが、ちょうど大成龍祭のスケジュールとうまく噛み合っていたので、取り急ぎ鑑賞したのです。

 ……ほぼ期待通りでした。前作の良さ、面白さはすべてきっちり踏襲、それでいて小技を仕掛けて笑いを増幅している。謎解き部分もやっぱりフェアなままで、大満足。……それにしても、R-18+版だとそのまんま見せることが出来るけど、R-15+では難しい、というネタがあったんですが、あれはどう処理しているんだろう……もしかしてあそこはモザイクなしだったのか? 確かめるためにR-15+版も観たくなって……いやいやいや。

 エンドロールが終わるとすぐさまドアを出、エスカレーターを降りて下の階へ。完璧に近いスケジュール、しかしいくら同じ小屋のなかとは言い条、合間5分というのはちょっときつかった……まあ、間に合いましたけど。

 大成龍祭2011、今週の上映作品はジャッキーのハリウッド進出第2作、アメリカ横断カーレースの一部始終を描いたコメディ・タッチの作品キャノンボール』(東宝東和配給)

 ……正直、これは前に観た作品がいけなかったかも知れません。同じコメディタッチでありながら、構成に緊密さがなくどーにも盛り上がりに欠けるだけ、という印象が濃い。何より、大成龍祭の1本として上映しているのに、ジャッキーの見せ場のまー少ないこと。完全に期待と食い違ってしまい、終始乗れませんでした。あとで冷静に考えると、その緩さも意図してのことでしょうし、ロジャー・ムーアの使い方とか締め括りとか、好感の持てる部分も多いのですが――とはいえ、私自身の評価の仕方だと、あんまり人にお薦めしたくなる作品でなかったのは確か。

 さて、私はこれから作業の大詰めに入ります。すっかり映画感想が溜まってますが、この作業が決着したあと、明後日ぐらいから少しずつ消化していく予定です……つまり、今日観た作品の感想をアップするのは、2週間ぐらい先になる可能性が……げほげほ。

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