きのうのお買い物報告で振っておきながら言及するのを忘れてました。書くこと多かったからなー。
最近の『ARIA The NATURAL』は見知らエピソードが多いなー、と感心していたのですが、きのう購入してきた原作最新刊を読んだところ、冒頭の3話がアニメ化されたものでした。先々週の第13話が9巻の2話目(Navigation 42)に、第14話が1話目(Navigation 41)に、そしてきのうの第15話が3話目(Navigation 43)に該当していました。そんな、もう未単行本化エピソードに手をつけるほど弾が無くなってたか?! いやそれ以前に藍華のターニング・ポイントになる話まだやってねーじゃん!! と思いつつ、原作を読んだうえで軽くアニメ版の評価をしなおしてみる。
まず、アリスの子供っぽさとアテナとの絆を描く第13話は改めて傑作と確信。原作ではいまいち掘り下げの甘かったものを、もうひと山付け加えて見事に補強してます。あの終盤におけるアテナの機敏な動きがオリジナルだったと知って、余計に感心しました。
第14話はまあ、そこそこ。原作にあまり過剰な手を加えなかったことは認めますが、しかし演出の呼吸の悪さが気になる。終盤の灯里とアリシアのやり取りをもっと自然に描ければ良かったんですが。
そしてきのうの第15話は……やっぱり微妙。付け足した台詞があらかた雰囲気を壊しております。暁の「ていうか、もみ子が中心にいるじゃないか」といった台詞は原作になく、どう考えても邪魔です。中心である必要はなかろー。画面構成や晃のデンジャーっぷりなど、原作が非常に良く描けているだけに、全般に改悪という印象でした。改めて勿体ない。
……詰まるところ、原作があろうとなかろうと、だいたい評価は変わらなかった感じ? あんまし意味なかった、この項?
ことのついでに。
第9巻にはスペシャル・エピソードとして、アリア社長とグランマこと秋乃さん(って初めて本名知ったな)との出逢いを綴っております。そのまんまアリア・カンパニー創設の経緯にもなっていて、これはアニメ版のみ鑑賞している人も必読の1本ではないかと。ただ、いままでも不思議だった、アリア社長の実年齢がこれで余計に謎を深めたような気もする。
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