昨日宣言したとおりに、連日の映画鑑賞。またしても移動は電車ですが、本日の目的地は渋谷。単館映画の初日は危険なので、いつもよりやや余裕をみて劇場へ。
本日訪れたのは、ほんっとうに久し振りのシネクイント。どのくらい久々なのか、いま調べてみたら――二年前の3月29日、『the EYE』以来でした。ここで実施している半券の割引もとうに期限切れになってるくらい久し振り。劇場の入っているパルコが開く前に着いてみると、建物を取り巻くかたちで列を形成していて一瞬不安になりましたが、他のフロアを訪れる客も一緒だったようで、ひとまず無事に席を確保。
鑑賞したのはクリスチャン・ベイル主演、『メメント』以来のカリスマ・ムービーとも言われる『マシニスト』(東芝エンタテインメント・配給)。なるほど、映像感覚といいシチュエーションの扱い方といい非常に刺激的です。アイディア自体はよくあるものの応用に過ぎませんが、この見せ方は面白かった。詳しい感想は後日、この辺に。
TVCMでも盛んに打っていたからか、初回はけっこうな混雑となりました。それはいいのですが、お陰で久々に、前に座った客の頭が邪魔で字幕が読めない、という苦渋を味わう羽目に。いわゆるミニシアターのなかでもかなり歴史のあるほうに属する劇場であるために、普通に座っても後ろの席の邪魔にならないような配慮がなされていないせいもあるのですが、そんなトゲトゲに膨らませた髪型をしているなら少し頭を下げるようにするなり気を遣ってくれないと。お陰でなけなしの語学力を駆使する羽目になりました。
劇場を出たあと、さて、どうするかとしばし迷う――渋谷まで出てくるのは未だにめんどくさいので、前売り券を確保したまま保留になっている映画をもう一本観ておきたい、と昨晩から考えていた。が、そのためには次の回までのあいだに昼食を済ませておかないと保たない。食事に時間がかかるようなら諦めよう、と決めて、渋谷に映画鑑賞に来たときは入ることの多い福田屋へとまず赴いた。ちょうど昼食時のど真ん中だったせいかほぼ満席で、これでは注文が出る頃には始まってしまう。始まる前から勝負に負けるような状況はやだなー、と思ったので、苦笑いしつつ近くにあったマクドナルドで軽く済ませる。
苦笑いしていたのは、観るつもりだったのが噂の人体実験ドキュメンタリー『スーパーサイズ・ミー』(KLOCK WORX×PHANTOM FILM・配給)だったから。内容は予想の範囲内でしたが、それでもこの現実を記録に残してしまったことが凄い。単純な実験に終始せず、アメリカの食品産業と経済界との癒着が齎す健康被害を抉っていく様は紛う方なきドキュメンタリー映画です。詳しい感想はやっぱり後日、こちらにて。
しかし今日はこちらの劇場でも問題があった。私自身も冗談で、せっかくだからテイクアウトにして映画を観ながら食べるか、などと考えていたぐらいなので、場内で食べるくらいは許したいところなのですが、その際やたらと音を立てるのはいただけない。加えてその食べていた連中、十代ぐらいの男三人組だったのですが、やっぱりやたらと会話していて、しかも手許が見えないのか携帯電話の液晶を灯すという最大のマナー違反までしでかす。それが私と同じ列のはじっこだったので余計に始末に負えない。映画は二本とも面白かったのになぁ。
……本日は30kg近い減量から11kgの増量という、「よい子のみんなは真似しないように」なカップリングでお送りしました。疲れた。
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