本篇よりもよほど怖い。

 まずは昨晩の続きから。

 毎度の徹夜イベント、ついでに映画を観るのは、最近の時間的余裕の乏しさからすると必然です。また、スケジュール的にしっくり来るならホラーにするのも私にとっては当然のこと。新宿バルト9にて鑑賞したのは、昨年に続いて発表された、リブート版第2作呪怨−ザ・ファイナル−』(Showgate配給)

 ……前作からして、清水崇監督が携わっていたシリーズとあまりにレベルが違いすぎて、こら駄目だろ、と思ったんですが、まあそれでも一般的にはヒットしたようで、すぐに続篇が決定した模様。劇場版第1作から観ている者として鑑賞は必然でしたが……前作より更にひどい。評価出来るアイディアもあるのにそれがまったく活きていないし、そもそも怪奇現象以外のところに、絶対にあり得ない描写が幾つかあるのが致命的。とりわけ、前作で行方不明になった人物の私物を家族に送り返す、というくだりで、明らかに個人情報に該当する資料を送っているのは作り手の無神経さを露呈する結果になってます。そういうところで最低限のリアリティを担保できなきゃ怪奇現象の怖さなんて出やしません。深く考えない人には喜んでもらえるでしょうが、私には概ね評価出来ない代物でした。

 一般観客の反応もゆるめだったんですが、唯一反応が大きかったのはエンドロールのあとで、まさかの『貞子VS伽椰子』が発表された瞬間でした……まあ観ますよ、観ますけどね。

 鑑賞後はファストフードにて夕食がてら時間を潰し、余った時間をうろうろとしてやり過ごす……とはいえ、木曜・金曜の強行軍で筋肉痛と肉刺を発症している脚だと、そう歩き回ることも出来ませんでしたけど。

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