豊洲から日本橋へ。

 本日は、どーしても押さえておきたい映画が、観に行きたかったユナイテッド・シネマ豊洲での上映を終えてしまう日です。もはや観に行く以外の選択肢がないので、本日封切りか、他の公開済作品とハシゴをするつもりで前々から考慮してました。結果、まず豊洲に赴き、それからTOHOシネマズ日本橋に向かう、といういままでやったことのないハシゴを実行することに。あいにく、午後からぱらぱらと雨のちらつく陽気のため、自転車はやめて電車にて移動。

 というわけでまずは本題、本日でユナイテッド・シネマ豊洲での上映が終了となるタイトルは、もともとシルヴェスター・スタローンが自ら主演するために書いた脚本を、一読したジェイソン・ステイサムが出演を熱望して実現した、引退した捜査官が我が娘を守るために闘うクライム・アクションバトルフロント』(Showgate配給)

 スタローンは自分のために、しかも『ランボー』の最終章となる可能性も想定して執筆していたそうですが、出来たものを観る限り、ステイサムで正解だと思います。もう素晴らしくぴったり。珍しくちゃんと家族が登場する新機軸はありますが、そのための容赦ない暴れっぷりはいつも通り、そして抑制の効かせ方でしっかり差別化も図っている。今回はジェームズ・フランコが実にいい悪党っぷりで物語を掻き回して、予測不能に展開して最後まで引きずり回してくれます。締め括りはもうちょっと違うかたちのほうが相応しかったように思いますが、ステイサムのファンには充分に応えてくれる。満喫しました。

 続いて日本橋に移動です。電車で豊洲から向かうのは初めてだったのですが、乗換を厭わなければけっこう安くあがります――乗換を厭わなければ。なにせ、有楽町で下車して日比谷駅に徒歩で移り、更に大手町で半蔵門線に乗り換える、という手順なので、移動時間のうち徒歩の占める割が半分ちかくあったんではなかろうか。まだ自転車のほうが楽かも知れない。

 ともあれ、あいだが1時間もあれば余裕で着くルートです。無事に到着して鑑賞した2本目は、リュック・ベッソン監督&脚本、スカーレット・ヨハンソン主演、人間が限界を超えて脳機能を駆使できるようになったら? というifを派手に描いたLUCY/ルーシー(字幕・TCX)』(東宝東和配給)豊洲でもかかってるんですが、せっかくTCXのスクリーンでかけてくれているのなら、と無茶なハシゴを決断した次第。

 公開前に目にした評価でなんとなーく察しはついてましたが、アクション、というよりトンデモSFでした。如何にもリュック・ベッソンらしい導入ですし、外連味のつけ方はさすが、なんですが、全体としてはあんまり慣れていないひとの描くSFという印象。ただ、その辺を割り切って鑑賞すると、どんどん明後日に転がっていく話がけっこう愉しい。また、一気に人間のレベルを超越していくヒロインを、スカーレットが堂々と演じているのはなかなか見所です。とりあえず、筋がきっちり通っていることを期待せずに、リュック・ベッソンだから、と鷹揚に構えて鑑賞しましょう。

 ちなみに鑑賞後、帰宅する道中では、一滴も降られることはありませんでした。トータルでは大して降られていなかったことを思うと、自転車でも被害は少なかったような……まあ解りませんけど。

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