紛う方なき“ゴジラ”だった。

 今年は特に愉しみにしていた1本です。一昨日、買い出しついでに既にチケットを押さえてあったので、余裕を持って劇場入り。

 TOHOシネマズ日本橋にて鑑賞したのは、日本が生んだ“怪獣映画”のアイコンを、『ダークナイト』シリーズのレジェンダリー・ピクチャーズと『モンスターズ』のギャレス・エドワース監督がリメイクしたGODZILLA ゴジラ(3D・字幕・TCX・ATMOS)』(東宝配給)。TOHOシネマズではほぼ全館でかかっているようですが、これは日本橋のフルスペックで鑑賞する、と決めていたのです。

 ……ゴジラでした。もう完璧にゴジラ。エイリアンもどきみたいな生態ではなく、まさに日本で育ったゴジラが、ハリウッドの技術によって圧倒的迫力で再現されている。てっきり第1作の趣向や意志をそのまま流用するのか、と思っていたのですが、現代的な解釈を施しつつも、少しずつ変わっていった“ゴジラ”というキャラクターの意味合いもきちんと考慮したプロットが組み立てられていて、話が進むほどに観ていて熱くなる。TOHOシネマズでは最高の環境での鑑賞でしたが、あの咆哮に晒された瞬間の快感ったらありません。まさに文句なしの“怪獣映画”。

 朝一の鑑賞なので、ふだんなら感想を書き上げているところですが、帰りに遠まわりして買い出しをしてきてしまったのと、家の近くでちょっとトラブルに遭遇したりして、そーでなくともこの夏いちばんと言われる熱気もあってすっかりグロッキーになってしまい、今までまともに動けませんでした。粗筋だけ何とか書き上げたところで、今日中のアップは諦めました。もうちょっと余韻に浸っていたいしね!

 何にせよ、この『GODZILLA ゴジラ』は昨年の『パシフィック・リム』や『ゼロ・グラビティ』同様映画館で、しかも可能な限り万全な設備で鑑賞するに限ります。観るつもりの方は、シネコンでの扱いが悪くなる前に足を運んでください。かくいう私は、近いうちにもー1回観るつもり満々です。この作品合わせで、六本木ヒルズにて新しい設備を用意したらしいので、それを試してみようかな、と。

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