2週間ぶりの映画鑑賞。

 諸々あって――のうちいちばん大きな割合を占めていたのはケーブルテレビ問題でしたが、とにかく出かける余裕がなく、前の映画鑑賞から2週間も開いてしまいました。それでも普通のひとよりは頻繁、と言えるんでしょうけど、私にとっては禁断症状手前というくらいに辛いことなのです。

 赴いたのは、今年の私にとってのホームとなること確実な状況のTOHOシネマズ日本橋。鑑賞したのは第2回新・午前十時の映画祭日本橋での4作目、ヒロインを演じたデミ・ムーアの魅力とあいまって一大ブームを巻き起こしたロマンティック・サスペンス『ゴースト/ニューヨークの幻』(パラマウント×UIP Japan配給)。公開当時はもちろん、その後も思い込みがあってあんまり観るつもりはなかったんですが、せっかくラインナップに加わったことですし、思い込みを排除すると意外と収穫がある、というのも充分に学んだので、今回初めてしっかりと鑑賞。

 ブームになるのも頷ける、幽霊と人間の交流のユニークさに、デミ・ムーアの爽やかな色香もさることながら、事前に調べていたとおり、サスペンスの組み立てが実に見事。黒幕が誰かすぐに解る、なんてのは大した問題ではなく、そんななかで恋人を守るために霊能力者に接触したり、ものに触れる訓練をしたりという主人公の努力と、気づかずに危険と背中合わせにいる恋人の状況とを重ね合わせて、このシチュエーションならではのスリルを見事に演出してます。個人的にはあのろくろのシーンとか終盤のサスペンスとかにもうちょっと伏線があれば、と思いますし、VFXも今となっては稚拙な印象ですが、しかしこの映画祭に選ばれるには充分なクオリティなのは間違いない。

 午前中の鑑賞、しかも宿題なんか一切残っていない状況ですから、いつもなら当日中に更新するのですが……先週来の疲れがまだ抜けきっていないせいか、帰ってからしばらくバタンキュー、起きたあとも別件で時間を取られていたので、感想はまだ手つかずです。故にアップは明日か明後日に。

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