『BLOOD+』第四話 アブない少年

 昨日やっと第三話観たばっかりなのに〜。観るのを遅らせた私が悪いんだが。父を襲った事態に小夜が悄然とするあいだに、カイが父の拳銃を持ち出し報復を図る。小夜と弟のリクはカイの友人やガールフレンドの協力を得て追い始めるが……

 こういう動きのある話は好きです。闇雲に敵を追おうとするカイと、親しい者をこれ以上傷つけまいと海を追う小夜、そうして彼女はとうとう自ら、己の秘めた力に歩み寄る。モチベーションの醸成と物語の結構が非常にいいバランスを保っています。やっぱし前回と合わせて一話で済まなかったか? という疑問は湧きますが、じっくりと描いていると好意的に捉えるべきでしょうか。

 とりあえず登場人物それぞれのなかで変化は生じたものの、まだ小夜は受け入れ切れておらず、カイも自らの無力さを再確認する。そんななかでまた厄介な事態も背後で起き、相変わらず不穏な気配を宿したまま次回へ。引きが巧すぎる。観るのを止める理由が思いつかないぞ。

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