毎週日曜日の大成龍祭2011が完結し、ほっとひと息――というところですが、そのあいだに観たかった映画がやたらと公開され、けっこう取り漏らしています。とにかく、順番を考えるよりも、うまくスケジュールが組めたものから拾っていこう、と考え、夕方からお出かけ。
劇場は、TOHOシネマズ西新井。まず鑑賞したのは……毎年秋のお楽しみ、人気アニメシリーズ劇場版最新作『スイートプリキュア♪ とりもどせ！心がつなぐ奇跡のメロディ♪』(東映配給)。もはや私にとって観ること自体は当然になっているという。
今回、テレビシリーズでキュアミューズが仲間入りした直後に公開、というタイミングは絶妙だったんですが、そのせいで劇場版ならではの特別な要素との兼ね合いが悪くなってしまった感じ。少し贅沢な、シリーズ中の１話ぐらいにしか思えませんでした。なまじ前作が劇場版単品としても秀逸だっただけに見劣りするのは否めませんが、それでもまあキャラクターが完成されているからこその細かな描写が愉しいので、基本的にはこれで良し。しかし結局オールスターズもやるんだね。
少し間をおいての２本目は、超豪華スタッフ＆キャストが集結して描く、西部劇とＳＦスペクタクルの異色の融合『カウボーイ＆エイリアン』(Paramount Japan配給)。なにせ日本での公開が決まる前から、個人的に興奮せずにはいられない題材だったので、本当なら封切り日に観たかったぐらいなのです。シネコンでの上映回数がそろそろ１日１回になりそうだったので、急ぎ鑑賞。
……しかしこちらはちょっと期待しすぎたかも。いや、内容的にほとんど破綻はしてませんし、一部の心理描写に疑問があるくらいで、ストーリーの構成も見事なんですが、題名から期待されるような破天荒さがほとんどないのが物足りない……ってひどい見方ではありますが、実際そう思ってしまうんだから仕方ない。西部劇の要素も宇宙人襲来ものの要素も完璧に調和していて、純粋に面白いんですが、題名に圧倒されてしまったような。本当に、細かいところを挙げれば不満はないんですけど。困ったもんだ。
まあ、とりあえず、もし観逃せば確実に心残りになっていたものを押さえたので、一安心。それでもまだ観たいものがいっぱいなので、今月は可能な限り、スケジュールが組めたものはハシゴで回収していくつもりです。……何せ金曜日にも、ずっと注目していたのが同日封切りだし、土曜日にも絶対観たいものがあって、大変なんですから、もう。下手をすると今月中に、今年鑑賞した映画の総数（重複含む）が200本を超えてしまうんですが、正直そんなのを気にしている余裕すらありません。
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