都合32回目となる午前十時の映画祭へ。まだ先週鑑賞した『風と共に去りぬ』の感想もアップしてませんが、週替わりなのでうかうかしているとあっさり入れ替わってしまいますし、それで観逃す方が心理的ダメージは大きいので、感想を書くより観ること優先で。追々書いていきます。
今週の作品は、『アラビアのロレンス』に続いてデヴィッド・リーン監督が発表した大作、革命に翻弄されるロシアの人々の姿を、医師にして詩人である主人公を中心に描いたドラマ『ドクトル・ジバゴ』(MGM配給)。
内容に関する知識ほとんど仕入れず鑑賞したのですが、これは個人的にはすごくツボに入る作品でした。説明はほとんど行わず、出来事から背景を推測させる語り口、寒冷地ならではの光景を活かした美しい映像、そして厳しくも公平で優しい眼差し。個人的には、良くも悪くもエゴイスティックだった『風と共に去りぬ』よりもこちらのほうが好きです。予備知識ゼロだったからこそ余計に、かも知れませんが、大変いい作品でした。
鑑賞後は毎度の如くうどん屋にて昼食を摂り、それから帰途、銀座に立ち寄って、週末鑑賞予定の映画の座席指定券を確保。本当なら3月12日に観られるはずだった作品です――今度は無事に観られることを祈ろう。そしてそれまでにちゃんと作業が終わってますようにー!
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