昨晩は、今年２度目――震災後初の新耳袋トークライブを鑑賞してきました。
さほど多く話題に採り上げたわけではありませんでしたが、やはり地震の影響は免れないようです。あのあと２週間は書けなかった、と漏らし、なまじ怪獣映画愛好家であるだけに現状を楽観視できずにいるようですが、それはそれとして、努めて穏やかに怪談を語るようにしていた様子。
ただ、内容のほうは充実していました。すっかり常連となった殴り込みチームは、映像の新作こそないものの、待望の書籍版の完成と、この夏に劇場版（！）が公開されることを告知。私がこれを書いている現時点、どこかでまた馬鹿をやっているはずで、もし収穫があれば、夏以降全国で順次、本物の“霊”がスクリーンで拝める――はず。地震の影響とは無関係なところで色々と変化があったようですが、ともあれ夏を楽しみにしましょう。
第２部以降は、前回同様に怪談語り倒し。既に脱稿したという『九十九怪談 第四夜』収録予定のエピソードを中心に、止まることなく――ということを前回やった結果、聴いているほうから「休む間がなくて辛い」という意見があったようで、今回は聞き手を脇に置いて、雑談や解説を挟む形にして少し分量は減らしたものの、間違いなく怪談イベントとしては満足度の高い内容になっていました。
なお、『爆発！現代百物語 新耳袋 危ないパワースポット』は4/23発売予定だそうです。今回の売上が、劇場版公開とほぼ同時に刊行予定の次の巻（！）の部数に影響するだけでなく、震災の影響による紙不足・インク不足でペンディング状態となってしまった、ある関連書籍が刊行されるか否かの命運も握る可能性がある、とのことなので、お待ちになっていた皆様、興味がおありの諸氏は、是非とも書店でお買い求めください、とのことです。ネット書店でも買えますが、やっぱりこういう書籍の刊行予定は一般書店での成績が大いに左右するようなので。
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