レンタルDVD鑑賞日記その427。

 本日のネタは2本、でもどっちも一昨日ぐらいには鑑賞してたんですが、まだ疲れを引きずって映画感想だけでいっぱいいっぱいになったりしてるうちに時間が経ってしまった。

『ほん呪』ほどのクオリティは期待出来ないんですけど、それでもすっかり安定感を身につけたっぽいシリーズ第18巻。新婚夫婦が越した一軒家で襲われた怪事を捉えた『呪われた階段』、女子高生たちのあいだで流行っていたおまじないの顛末『おつけものさん』、ローカルテレビで母子の交流を取材するだけのはずが、とんでもない事態に遭遇した表題作など5篇。

 今回も安定感はあります。『ほん呪』に比べると微妙に信憑性が薄いのが引っかかるんですが、成り行きの異様さが感じられるだけでも優秀な部類に入る。あとは、もうちょっと取材部分に変化をつけてくれるといいんですけど。

 こちらは遂にふた桁到達。一時期、タイトルを離れて監視カメラ映像があんまり採り上げられなくなったり、専門家が準主役みたいな感じになってしまってましたが、今回は常連のあいつとか明らかに変なひとからの投稿を除けば、ほぼ監視カメラ映像のみ。

 そして、それだけでちゃんと異様さが伝わる映像を拾っているのもさりながら、『ほん呪』の系譜を踏襲する、取材で掘り下げることによって不気味さ、怖さのにじみ出すエピソードの組み立てが相変わらず巧い。今回、『ゴミ捨て場』と『異世界』がそれに該当しますが、どちらも凄まじい展開になかなか見応えがありました……ただ、『異世界』については、『心霊玉手匣 其の二』と内容的に相通じるものがあるのがちと気にはなった。1本まるまる費やしているだけあって、あちらのほうが凄味がありましたし。

 でもまあ、現時点で継続しているシリーズでは、『ほん呪』に次いで楽しみにしていられる出来映えなのは相変わらず。出来れば『異世界』の話はもうちょっと追いかけて、追加報告も見せてくださいね。

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