アドリブで決めました。

 間が空きすぎるとフラストレーションが溜まる。昨日も今日も封切りがあり、ますます観たい作品が山積みになっているいま、1日に1本でも観ないとほんとーにあとあと後悔の念が募ります。

 が、問題は、観たい作品が多すぎて、優先順位がつけられないこと。どう贔屓目に見ても長持ちしそうにない、でも私にとっては必見の作品がきのう封切られていますが、先月からこっち、観逃している作品が多いので、公開から時間が経っているものは可能な限り押さえたい。その一方で、期間限定のイベント上映にも観たいものはある。あれこれ悩み、朝まで結論が出ず――けっきょく、絞り込んだどの作品にも間に合うくらいの時間に家を出て、気分で決めることにしました。

 自転車を漕ぐ足を止めたのは、有楽町のTOHOシネマズ日劇。最終的に辿り着いたのは、封切りから3週間を経た作品でありました。ウォン・カーウァイ監督最新作、ブルース・リーの師匠である実在の武術家イップ・マンを中心に、動乱の時代に武を追い求めたひとびとの姿を描いたグランド・マスター』(GAGA配給)

 公開後にちょっと微妙な評価を目にしていて不安でしたが、まあそれも理解できる。カンフー映画だ、と期待するとだいぶ趣が違い、むしろウォン・カーウァイ監督らしい雰囲気。しかし、アクションに手を抜いているわけではありませんし、カンフー映画に通じる精神を、従来とは異なる方法で描いているのは出色。ちょっとお薦めする相手を考えねばなりませんし、何もかも手放しでは褒められませんが、個人的には納得のいく作品でした。

 朝一での鑑賞なので、いつもなら夜には感想を書き上げてアップしているところですが、今日は夕方から、都議会議員選挙の期日前投票に出かけたり、『ガリレオXX』を真面目に観てしまったり、と時間を潰してしまったため、ギリギリで脱稿が間に合いませんでした。明日付でアップ致します。

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