『さよなら絶望先生』第12話 なんたる迷惑であることか!

 突如出没した加賀愛は加害妄想少女。あらゆる不幸の原因を自分に求めて鬱ぎ込む、糸色先生以上に難儀なタイプである。対して三珠真夜は目つきが悪く素行も悪いが、しかし却って「見た目で判断してはいけない」という感覚を引き起こして、好意的に解釈される、逆に不運な娘である。

 ……最終話で文字だけのOPに戻しやがった。ていうか前回の話100%無視しやがったよ! そこまでやるかお前らぁ!!

 そしてやっているのは最初の頃のようなキャラクター紹介ネタ、但し既に充分提示された糸色先生の論理展開に乗せて、ちゃんと話として筋道を通してある。完成度が高い分、なおさら前回の流れを放り出した周到さに脱帽します。普通の人は怒るところかも知れんが。

 最後にはファンならば考えたくなる第2期までネタにして終了。本当に、ある意味最後まで裏切らない作品でした。

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