初めての新宿(自転車で)。

 昨日に続いて今日も封切り鑑賞です。観たい作品が幾つかあるなかで、混雑との兼ね合いや個人的な注目度と相談した結果、どーしても新宿まで出向かねばならなくなった。そんなわけで、遂に自転車での新宿ルート開拓です。

 基本的に、新しいルートを切り開くときは、iPhoneで自宅から目的の映画館までのルートを表示させて、それに沿って行動します。ただiPhoneには自転車に対応したルート検索の機能がなく、徒歩を参考に表示させている都合上、自転車で走りやすい道でないことが多い。まあ、それは承知の上で利用していたのですが――今回は特に酷かった。

 坂が多いのは致し方ないとしても、やたら路地裏ばかり走らせる。住宅密集地に迷い込み、しまいには行き止まりになっている場合さえありました。いや徒歩でもここは通れないだろ。いったいどーなってるんだ?! 途中、ローソンに立ち寄って例のイベントのチケットを購入する、ということをやっていたせいもあって、だいぶ余裕を持って出かけたはずが、目的地である新宿バルト9に到着したのはほぼ上映時間ぴったりでした。まあ、予告編前のCMを観逃した程度なので良しとしよう。

 選んだ作品は、『CUBE』のヴィンチェンゾ・ナタリ監督最新作、遺伝子工学の発展により誕生した人工生命を巡るSFホラースプライス』(KLOCKWORX配給)。日本での公開が決まる以前に観た海外の予告篇では、どーもチープな雰囲気が漂っていたので、若干危惧していたのですが、意外にも、というかやっぱりヴィンチェンゾ・ナタリ監督、そこはきっちり知性的に組み立てて、けっこうきっちりと仕上げています。ただ本来この作品は、SFという言葉にもホラーという言葉にも囚われず、虚心で観た場合にいちばん効果を上げそうで、そういう意味では損をしているかも。詳しくは明日以降に記します。

 いつも六本木で立ち寄るうどん屋の支店が新宿にもあるので、メニューが一緒なのは承知しつつ、折角だからいちど覗いておくか、とそこで昼食を摂るつもりでいたら、人気店なのはこちらでも変わりないようでけっこうな列が出来ており、これなら次に六本木に行くときまで我慢したほーがいいや、と断念。靖国通り添いにある蕎麦屋で食事を摂って、それから帰宅。ローソンに立ち寄る過程を省いたので少しルートが変わるかと思いきや、まったく一緒……坂がやたら多く、行き止まりが存在するのも一緒。まあ、距離的には大したことはないので、そんなには疲れませんでした。

 ……が、帰宅後、ある事情から激昂して、結局余分に体力を消耗してしまい、なかなか『アンストッパブル』の感想も書き上げることが出来ず気づけばこの時刻。今月は映画鑑賞が多めになるぶん、ペース配分はしっかりしたいのにー。

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