夕方から出かける用事があるため、午前中の映画館詣ではなし。代わりに借りてあったこちらを鑑賞しました。
- 『ヒーロー・ネバー・ダイ』(Art Port)
ジョニー・トー監督1998年の作品です。敵対する組織の用心棒だった男ふたりが、組織に棄てられたことで壮絶な復讐に赴く、という話。
傑作『ザ・ミッション/非情の掟』の前年の作品になりますが、既にほぼジョニー・トー監督の作風が完成しつつあります。ラム・シューなど常連俳優の起用に、趣向を凝らしたガン・アクション、そして胸を熱くするクライマックス。まだ食事のシーンにはそれほど重きを置いていませんし、後年の作品ほど奇想と伏線のバランスが取れていないので、どうも大袈裟な印象が感じられますが、それでも面白いのは間違いないし鮮烈な印象を残す。画質が悪いことだけが残念です……。
しかしこの映画、『上を向いて歩こう』の旋律を重要なモチーフにして、様々な演奏で織りこんでいるのですが、そのお陰で観終わったあと、頭の中であのメロディが鳴り止まなくなって困ります。
なお、今日は書いている時間がないので、詳しい感想は明日以降に。
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