このところ、自転車で出かけるたびに、冬だというのに汗まみれで帰宅する羽目になるのが悩みでした。いっそ運動と割り切ってジャージを導入するか、ちゃんと着替えを持っていくか。考えているあいだに訪れた今日は、待ち焦がれていた作品の封切りがある。
しかし幸いなことに、今日の作品の上映館はTOHOシネマズみゆき座で、私にとっては六本木より手前に位置する。加えて本日は暖かくなる、という予報が出ており、服を一枚薄くしても良さそうだ。そう考えて楽観的に家を出た、の、ですが。
途中で雨に降られて濡れました。
昨晩は確かに“冬の嵐”と喩えられる荒れ模様の陽気でした。しかしもうお昼近くには落ち着いて暖かくなる、という予報だったので油断していたところ、ちょうど私が出かける時間帯に名残の雨が纏めて降ったらしい。ずぶ濡れになるほどではなく、現地に着く頃には上着だけはだいたい乾いていたのですが、どーにも釈然としない気分でした。
鑑賞したのは、『アドレナリン』シリーズで一部のマニアを歓喜させたネヴェルダイン＆テイラー監督がジェラルド・バトラーを主演に迎えて撮ったＳＦアクション『ＧＡＭＥＲ』(Showgate・配給)。実はこの作品、当初はMOVIE-EYE配給として告知されていたのですが、会社が消えてしまい、日本公開の予定もなくなり、もう観られないかも、と半ば諦めていたのです。それだけに、今回の公開決定は嬉しく、意地でも初日に観るつもりでした。
……ただ、正直、決して出来は良くなかった。素材も表現も魅力的なのですが、如何せん雑然としすぎ。このストーリーなら、もっと解り易くできるところは解りやすくするべきでした。私はその過激さが好きなので満足はしてるんですが、人にお薦めする場合には、色々配慮する必要がありそう。
観終わったあとは、神保町近くのラーメン屋で昼食を摂り、ちょっとだけ買い物をして帰宅。いちおう、服はだいたい乾いていた――はずなのですが、あまりに陽気が良くなりすぎて、結局汗だくになっていた。ああもう。お陰様で代謝は良くなってるのは間違いないけどさっ。
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