ジョニー・トー祭の締め括り、ついでに東京スカイツリーをもう1枚。

樹々のあいだに覗いてます。 ……さて、今日『フルタイム・キラー』の感想をアップしたことで、これまでにDVDで鑑賞したジョニー・トー監督作品の感想はすべて片づきました。というわけで、意を決して、劇場公開中の最新作を鑑賞するべく錦糸町へ。……前は新宿武蔵野館で観るつもりでいたのですけど、なんか自転車での行動が愉しくなってしまって、訪問しやすいこっちを選んでしまいました。

 昨年の『アドレナリン:ハイ・ボルテージ』以来となる楽天地シネマズ錦糸町にて鑑賞したのは、ジョニー・トー監督がフランスの製作会社のサポートを得、フランスの大スター、ジョニー・アリディを主演に迎えて撮ったハードボイルド・アクション冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』(PHANTOM FILM・配給)

 あまりに惚れ込みすぎて、期待しすぎてないかと逆にハラハラしながら足を運んだのですが……痺れました。同じ枠組で括られる『ザ・ミッション/非情の掟』や『エグザイル/絆』と較べて銃撃戦が地味に感じられるのは、表現が洗練され、作品世界と見事に溶けあってしまっているからです。先行作の題材を織り込み、そこに“次第に記憶を失っていく、異国の男”という主人公を据えることで、さらに大きなドラマと、銃撃戦のアイディアを加えることに成功しています。ラストの戦いなんか、凄絶なのに感動するという、もう別次元に達している仕上がり。大満足すると共に、今後は劇場公開されたら必ず駆けつける監督のひとりに加えることに決めました。いやもう、素敵すぎる。

 鑑賞後、前回の錦糸町訪問の帰りに1箇所だけ、知っていたのに入ることが出来なかったポイントから東京スカイツリーを撮影してきました。隅田公園台東区側に近い場所にある、待乳山聖天の庭園から眺めた図。距離的には言問橋からの眺望とほぼ一緒なのですが、妙に大きく感じられます。

 今月はとりあえず、これが最後の劇場鑑賞となる予定。

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