相変わらず作業が詰まっておりますが、とりあえず年を越したら1回は映画館に足を運んでおかないと落ち着かない。後日、人出が収まった頃合いに普通の初詣もしてくるつもりですが、とりあえず私にとっての初詣、映画館詣でに出かけて参りました。
向かったのは、昨年の映画納めにも訪れたTOHOシネマズ日本橋。鑑賞したのも同じ新・午前十時の映画祭のプログラムです。ビリー・ワイルダー監督の代表作のひとつ、自宅のアパートを上役に貸している男と、倫ならぬ恋に悩む女とのロマンスをコミカルに描く『アパートの鍵貸します』(日本ユナイテッド・アーティスツ初公開時配給。初めて鑑賞してからだいたい5年振り……前回もほぼ年明け早々に観てるのか。
改めて観て感心するのは、実は内容的にはすごく地味な要素ばかりで構築されているのに、きちんと華もロマンスも演出されていること。舞台設計や洒脱な会話、そして味わいのある演出で、憧れてしまうような作品世界を築いているのです。直接的な愛の言葉をギリギリまで口にしない節度と、終盤でシャーリー・マクレーンが見せる笑みがとにかく秀逸。観ていて心地好いので、これも新年に観るにはいい映画です。
鑑賞後はどこかで食事……と思ってましたが、2日だと日本橋から神田界隈ではあまり開いている店がなく、秋葉原あたりは開いているところが混み合っていてとーてい入る気になれない。最終的に、地元のファストフードで買って済ませました。
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